JR山手線やまてせん自動じどう運転うんてん走行そうこう試験しけん

2019年01月07日 06時06分

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JR東日本じぇーあーるひがしにほんが7にち運転士うんてんし乗務じょうむしない自動じどう運転うんてん導入どうにゅうけた走行そうこう試験しけん東京とうきょう山手線やまてせんおこないました。

自動じどう運転うんてん走行そうこう試験しけんは、JR東日本じぇーあーるひがしにほん開発かいはつすすめているATO=自動じどう列車れっしゃ運転うんてん装置そうちそなえた「E235けい」の車両しゃりょう使つかい、終電後しゅうでんご山手線やまてせんおこなわれました。

車両しゃりょう大崎おおさきえき出発しゅっぱつし、1しゅう34.5キロを2しゅうします。

今回こんかい試験しけんでは運転士うんてんしいましたが、出発しゅっぱつ操作そうさのあとは、運転台うんてんだいのレバーにれることなく速度そくど調整ちょうせい各駅かくえき停車ていしゃ自動じどうおこなわれました。

そして、適切てきせつ加速かそく減速げんそくができるかや心地ごこち、それにダイヤがおくれた場合ばあい回復かいふくできるかなどを確認かくにんしていました。JR東日本じぇーあーるひがしにほんは、今回こんかい走行そうこう試験しけんとおして、まず自動じどう運転うんてん技術的ぎじゅつてき課題かだい検証けんしょうすることにしています。

JR東日本じぇーあーるひがしにほん運輸うんゆ車両しゃりょう得永とくながさとし一郎いちろう担当部たんとうぶちょうは「運転士うんてんし運転うんてんくら余分よぶん加速かそく減速げんそくがあり、よりなめらかな運転うんてん目指めざ必要ひつようがある。走行そうこう試験しけん結果けっかかして、なるべくはや段階だんかい自動じどう運転うんてん実用化じつようかできるようんでいきたい」とはなしていました。

背景はいけい人手ひとで不足ぶそく

JR東日本じぇーあーるひがしにほん将来的しょうらいてき人手ひとで不足ぶそくそなえるため、おととしプロジェクトチームをげ、運転士うんてんし乗務じょうむしない自動じどう運転うんてん導入どうにゅうけた検討けんとうすすめています。

社員しゃいん年齢ねんれい構成こうせいると、去年きょねんがつ時点じてん旧国鉄きゅうこくてつ時代じだい採用さいようされた55歳以上さいいじょうが4ふんの1ちかくをめているのにたいし、民営化みんえいか前後ぜんご時期じき採用さいようおさえていたため、45さいから54さいそうが1わり程度ていどにとどまっています。

このため、社員しゃいんおお年齢層ねんれいそう定年ていねんむかえて退職たいしょくしたあと、ちか将来しょうらい運転士うんてんし車掌しゃしょうなどの不足ふそく見込みこまれています。

安全あんぜんへの課題かだい

運転士うんてんし乗務じょうむしない自動じどう運転うんてんは、神戸市こうべしの「ポートライナー」や、東京とうきょうの「ゆりかもめ」など、外部がいぶ交通こうつうまじわらない高架橋こうかきょうやトンネルでの運転うんてん前提ぜんてい設計せっけいされた新交通しんこうつうシステムですでに導入どうにゅうされています。

しかし、一般いっぱん鉄道てつどうでは、線路せんろ踏切ふみきりがあることや、乗客じょうきゃくへの対応たいおう必要ひつようなことから、自動じどう運転うんてん導入どうにゅうむずかしいとされていて、あらたに路線ろせんすべてでの高架化こうかかやホームドアの設置せっちなどの対策たいさく必要ひつようになります。

JR東日本じぇーあーるひがしにほんでは、自動じどう運転うんてん導入どうにゅう具体的ぐたいてき時期じき路線ろせんはまだまっていませんが、ほかの路線ろせんからのれがない山手線やまてせんや、高架化こうかかされた東北新幹線とうほくしんかんせんなどでの導入どうにゅう検討けんとうしています。

JR東日本じぇーあーるひがしにほんの2027ねんまでの中期ちゅうき経営けいえいビジョンでは、緊急時きんきゅうじそなえて車掌しゃしょうなどの係員かかりいんだけが乗車じょうしゃすることを想定そうていし、将来的しょうらいてきには乗務員じょうむいん完全かんぜん無人化むじんかすることも検討けんとうしているということです。

ただ、これまでじん判断はんだんしていた車両しゃりょう異常いじょうおと異臭いしゅうなどをシステムが判断はんだんする必要ひつようもあり、技術的ぎじゅつてき課題かだいおおのこされています。

このほか、えき設備せつび運行うんこう条件じょうけんのルールの見直みなおしも必要ひつようになることから、国土交通省こくどこうつうしょう専門家せんもんか鉄道てつどう各社かくしゃでつくる検討会けんとうかい設置せっちして、法的ほうてき課題かだいについても議論ぎろんすすめています。