グアテマラ 火山かざん噴火ふんか 死者ししゃ69にんに さらに増加ぞうか

2018年06月05日 17時12分

グアテマラ 火山噴火 死者69人に さらに増加も
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中米ちゅうべい・グアテマラで3にちきたフエゴ火山かざん大規模だいきぼ噴火ふんかによる犠牲者ぎせいしゃかずは、さらにえて69にんのぼっています。依然いぜんとして行方ゆくえがわからないひとがいるため、現地げんち災害さいがい当局とうきょくは、犠牲者ぎせいしゃかず今後こんごさらにえるおそれがあるとしています。

中米ちゅうべいのグアテマラで、活火山かっかざんとしてられる標高ひょうこう3700メートルあまりのフエゴ火山かざんが3にち大規模だいきぼ噴火ふんかこしました。

グアテマラの災害さいがい当局とうきょくによりますと、噴煙ふんえん上空じょうくうまんメートルまでがって火山灰かざんばいり、およそ40キロはなれた首都しゅとグアテマラシティーでも確認かくにんできたということです。

噴火ふんかであふれした溶岩ようがんが、ちかくのむら到達とうたつして住宅じゅうたくむなど被害ひがい拡大かくだいし、災害さいがい当局とうきょくによりますと、確認かくにんされた犠牲者ぎせいしゃかずはさらにえて、これまでに69にんのぼっています。

また、今回こんかい噴火ふんかで3200人以上にんいじょう避難ひなんし、170万人まんにん生活せいかつ影響えいきょうているということです。

災害さいがい当局とうきょくなどは、溶岩ようがんまれた地域ちいき中心ちゅうしんにヘリコプターなどを使つかって生存者せいぞんしゃ救出きゅうしゅつ作業さぎょうおこなっていますが、4にちあさにも噴火ふんかきて作業さぎょう中断ちゅうだんされるなど難航なんこうしています。

噴火ふんかから一よるけ、依然いぜんとして行方ゆくえがわからないひともいることから、グアテマラの災害さいがい当局とうきょくは、犠牲者ぎせいしゃかず今後こんごさらにえるおそれがあるとしています。

人工じんこう衛星えいせい噴火ふんか瞬間しゅんかんを…

フエゴ火山かざん大規模だいきぼ噴火ふんか瞬間しゅんかんをアメリカの人工じんこう衛星えいせいとらえていました。

アメリカのNOAA=海洋かいよう大気たいききょく衛星えいせい撮影さつえいした映像えいぞうでは、上空じょうくうながれるしろくもとはべつに、画面がめん中央ちゅうおうにあるフエゴ火山かざん山頂さんちょうから突然とつぜん灰色はいいろ噴煙ふんえんいきおいよくし、一気いっき円形えんけいひろがる様子ようすうつっています。

さらに、NASA=アメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょく衛星えいせい写真しゃしんにも噴火ふんか直後ちょくご上空じょうくう様子ようすうつっていて、火山灰かざんばいなどをふくんだ灰色はいいろ噴煙ふんえんがフエゴ火山かざん中心ちゅうしんひろがり、首都しゅとのグアテマラシティーにまで到達とうたつしているのがわかります。

NASAによりますと、噴煙ふんえんかぜひがしながされ、70キロさきにまでひろがっているということです。

専門家せんもんか火砕流かさいりゅうなどが発生はっせい被害ひがい拡大かくだいか」

中米ちゅうべい・グアテマラのフエゴ火山かざんきた噴火ふんかについて、グアテマラの火山かざんくわしい日本にっぽん専門家せんもんかは、今回こんかい噴火ふんかは、フエゴ火山かざんではこの十数年じゅうすうねんもっと規模きぼおおきいと分析ぶんせきしていて、高温こうおん火山灰かざんばい火山かざんガスが高速こうそくながくだ火砕流かさいりゅうさいサージなどが発生はっせいし、被害ひがい拡大かくだいさせたとみられると指摘してきしています。

中米ちゅうべい・グアテマラの火山かざん活動かつどうくわしい弘前学院大学ひろさきがくいんだいがく北村きたむらしげし教授きょうじゅによりますと、スペインすぺいんで「」を意味いみする「フエゴ」と名付なづけられたこの火山かざんは、ふだんから小規模しょうきぼ噴火ふんかかえしていて、グアテマラのなかでももっと活動かつどう活発かっぱつ火山かざんの1つだということです。

北村きたむら教授きょうじゅによりますと、今回こんかい噴火ふんかは、上空じょうくうおよそ1まんメートルのたかさまで噴煙ふんえんがったほか、ひろ範囲はんい火山灰かざんばいったのが確認かくにんされたことなどから、この十数年じゅうすうねんもっと規模きぼおおきいと分析ぶんせきしています。

さらに現地げんち撮影さつえいされた映像えいぞう分析ぶんせきしたところ、高温こうおん火山灰かざんばい火山かざんガスなどが高速こうそくながくだ火砕流かさいりゅうさいサージが発生はっせいしたほか、火山灰かざんばい岩石がんせきなどがあめなどでながされる土石流どせきりゅう泥流でいりゅうきたとられるということです。

こうした現象げんしょうは、いずれもスピードがはやく、発生はっせいしてからげるのはむずかしいということで、おおくのひと住宅じゅうたくまれ、被害ひがい拡大かくだいしたとみられると指摘してきしています。

北村きたむら教授きょうじゅは「フエゴ火山かざんはふだんから活動かつどう活発かっぱつ火山かざんなので、今回こんかい噴火ふんか活動かつどうきゅうおさまるとはかんがえにくい。また、現地げんちいま雨季うきにあたるため、大量たいりょうもった火山灰かざんばい今後こんごあめながされ、ふたた土石流どせきりゅう泥流でいりゅうとなってさらに被害ひがい拡大かくだいするおそれがある。火山かざん周辺しゅうへん危険きけん地域ちいきには、絶対ぜったいちかづかないことが必要ひつようだ」とはなしています。