べいアカデミーあかでみーしょう メーキャップしょうつじ一弘かずひろさん 日本人にほんじんはじめて

2018ねん03がつ05にち 1618ふん NewsWebEasy
仮名がなレベル

アメリカ映画界えいがかい最高さいこう栄誉えいよとされるアカデミーあかでみーしょう発表はっぴょうが、日本にっぽん時間じかんの5にち、ハリウッドでおこなわれ、メーキャップ・ヘアスタイリングしょうつじ一弘かずひろさんが受賞じゅしょうしました。日本人にほんじんとしてこのしょうはじめての受賞じゅしょうとなります。

ことしで90回目かいめとなるアカデミーあかでみーしょうは、4にち、ロサンゼルスのハリウッドで各賞かくしょう発表はっぴょう授賞式じゅしょうしきおこなわれました。

このうちメーキャップ・ヘアスタイリングしょうでは、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界せかいすくったおとこ」で特殊とくしゅメークを担当たんとうしたつじ一弘かずひろさんが、同僚どうりょうにんとともに受賞じゅしょうしました。

つじさんは、京都市きょうとし出身しゅっしんの48さい。10だいのころから独学どくがく特殊とくしゅメークをまなび、黒澤明くろさわあきら監督かんとく作品さくひんなどにたずさわったあと、アメリカにわた活動かつどうつづけてきました。

ここ5ねんほどは、映画界えいがかい一線いっせんからは退しりぞ現代げんだい美術家びじゅつかとして活動かつどうしてきましたが、今回こんかい主演しゅえんのゲイリー・オールドマンさんから直接ちょくせつ依頼いらいけて特殊とくしゅメークを担当たんとうしたということです。

つじさんは、アカデミーあかでみーしょうでは今回こんかいが3回目かいめのノミネートで、このしょう日本人にほんじんとしてはじめての受賞じゅしょうとなります。

つじさんは受賞後じゅしょうごにコメントを発表はっぴょうし、「まこと光栄こうえいであり、このときを同僚どうりょうとともにかちいたいとおもいます。才能さいのうある候補者こうほしゃたちがいるなかで、アカデミーからこのようなしょうをいただけることに大変たいへん恐縮きょうしゅくしております」と、感謝かんしゃ言葉ことばべました。

また、短編たんぺんアニメーションしょうには、桑畑くわはたかほるさんがアメリカあめりかじんおっととともに共同きょうどう監督かんとくつとめた、「ネガティブ・スペース」がノミネートされていましたが受賞じゅしょうのがしました。

映画えいが「ウィンストン・チャーチル」

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界せかいすくったおとこ」は、ジョー・ライト監督かんとくが、第二次だいにじ世界せかい大戦たいせん当時とうじのイギリスの首相しゅしょうウィンストン・チャーチルを主人公しゅじんこうえがいた作品さくひんです。

舞台ぶたい第二次だいにじ世界せかい大戦たいせん初期しょきのイギリスで、ヒトラーひきいるナチス・ドイツの勢力せいりょく拡大かくだいするなかでチャーチルが首相しゅしょう就任しゅうにんした直後ちょくご日々ひびえがかれています。

チャーチルの死後しご公開こうかいされた戦時せんじ内閣ないかく閣議かくぎ記録きろくによってあきらかになった実話じつわをもとにつくられました。

つじさん「シリアスな映画えいがをやりたかった」

つじ一弘かずひろさんは一帰国きこくしていたことし1がつ、NHKの事前じぜん取材しゅざいおうじ「いままでかかわった映画えいがはコメディーがおおくて、ノミネートされても本気ほんきられなかったが、今回こんかいはしっかりとした映画えいがなので、そのぶん期待きたいおおきいです」などと受賞じゅしょうへの自信じしんをうかがわせていました。

つじさんは主演しゅえんのゲイリー・オールドマンさんから直接ちょくせつ依頼いらいけ、今回こんかい作品さくひんかかわることになったということで、「ゲイリーさんから『あなたがメイクをしないならこの映画えいがはやらない』とわれ、こういうシリアスな映画えいが本当ほんとうにやりたかったので、依頼いらいけました」といきさつをかたりました。

今回こんかい特殊とくしゅメイクでは、できあがりや演技えんぎのしやすさを確認かくにんするためにテストを5かいほどかえしたということで、「えんじるひとがチャーチルにひとであればらくでしたが、ゲイリーさんがまったくチャーチルにていないので、どういうふうにバランスよくデザインをしてなにをどこにつけるのがいいのかかんがすのにかなり時間じかんがかかりました」とかえりました。

そのうえで、「特殊とくしゅメイクの最終的さいしゅうてきなゴールはているひとがメイクだと気付きづかないでいることです」と、みずからの仕事しごとむずかしさ説明せつめいし、今回こんかい映画えいがについて「自分じぶんかかわった映画えいがるときはメイクがどうなっているかになって、はなしはいってこないんですが、今回こんかいはストーリーと演技えんぎがすばらしく、映画えいがにのめりんでメイクのことをわすれていました。すばらしい映画えいがだとおもっています」とはなしていました。

「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞さくひんしょうなど4しょう

もっと注目ちゅうもくされる作品賞さくひんしょうには、ことしはメキシコ出身しゅっしんのギレルモ・デル・トロ監督かんとく作品さくひん「シェイプ・オブ・ウォーター」がえらばれました。

「シェイプ・オブ・ウォーター」は、べい冷戦れいせん時代じだいの1962ねん、アメリカ政府せいふ極秘ごくひ研究所けんきゅうじょ舞台ぶたいになっています。ここで清掃員せいそういんとしてはたらき、幼少期ようしょうきのトラウマからこえすことができない女性じょせいが、研究所けんきゅうじょはこばれてきたアマゾンの奥地おくちかみのようにあがめられていた不思議ふしぎもの出会であい、そして次第しだいにひかれ物語ものがたりです。

今回こんかいアカデミーあかでみーしょうでは最多さいたの13のしょうでノミネートされ、作品賞さくひんしょうくわえて、監督賞かんとくしょう美術びじゅつしょう作曲賞さっきょくしょうわせて4つのしょう受賞じゅしょうしました。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。