南海なんかいトラフと根室ねむろおき巨大きょだい地震じしん 発生はっせい確率かくりつ80%に

2018ねん02がつ09にち 2044ふん NewsWebEasy
仮名がなレベル

南海なんかいトラフの巨大きょだい地震じしん今後こんご30年以内ねんいないきる確率かくりつについて、政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員会いいんかいは、これまでよりたかい「70%から80%」に見直みなおし、あらたに公表こうひょうしました。北海道ほっかいどう根室ねむろおき巨大きょだい地震じしんについても「80%程度ていど」にげられ、専門家せんもんかは「いずれも非常ひじょうたか確率かくりつで、地震じしんへのそなえをすすめてほしい」とはなしています。

政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員会いいんかいは、日本にっぽん周辺しゅうへん海底かいてい全国ぜんこく活断層かつだんそう想定そうていされる地震じしん発生はっせい確率かくりつについて、毎年まいとし、1がつにち時点じてん計算けいさん公表こうひょうしています。

このうち、南海なんかいトラフで想定そうていされるマグニチュード8から9の巨大きょだい地震じしんについては、今後こんご30年以内ねんいない発生はっせいする確率かくりつは、これまで「70%程度ていど」でしたが今回こんかい公表こうひょうで「70%から80%」にげられました。

また、北海道ほっかいどうおき千島海溝ちしまかいこう沿いの根室ねむろおき想定そうていされるマグニチュード7.8から8.5程度ていど巨大きょだい地震じしんも、今後こんご30年以内ねんいない発生はっせい確率かくりつがこれまでの「70%程度ていど」から「80%程度ていど」にげられました。

マグニチュード8以上いじょう巨大きょだい地震じしん今後こんご30年以内ねんいない発生はっせい確率かくりつは、これまで「70%程度ていど」が最大さいだいで、「80%」がしめされたのは、今回こんかいはじめてです。

地震じしん調査ちょうさ委員会いいんかい委員長いいんちょう東京大学とうきょうだいがく地震じしん研究所けんきゅうじょ平田ひらたちょく教授きょうじゅは「いずれも非常ひじょうたか確率かくりつであり、巨大きょだい地震じしんかならきることをしめしている。地震じしん発生はっせいちかづいていることをけっしてわすれず、そなえをすすめてほしい」とはなしていました。

M8の巨大きょだい地震じしん確率かくりつ80%ははじめて

政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員会いいんかい公表こうひょうしている今後こんご30年以内ねんいない発生はっせい確率かくりつのうち、もっと確率かくりつたかいのは、茨城県いばらきけんおきのプレート境界きょうかい想定そうていされるマグニチュード6.7から7.2の地震じしんで「90%程度ていど以上いじょう」、いで、三陸さんりくおき北部ほくぶ想定そうていされるマグニチュード7.1から7.6の地震じしんと、北海道ほっかいどう千島海溝ちしまかいこう沿いの色丹島しこたんとうおきおよび択捉島えとろふとうおき想定そうていされるマグニチュード7.5程度ていど地震じしんで、いずれも「90%程度ていど」などとなっています。

しかし、いずれもマグニチュードが7程度ていど大地震おおじしんで、マグニチュード8以上いじょう巨大きょだい地震じしんについて「80%」の発生はっせい確率かくりつしめされたのは、今回こんかい南海なんかいトラフと根室ねむろおきはじめてです。

一方いっぽう地震じしんきないかぎり、時間じかん経過けいかとともに発生はっせい確率かくりつはさらにがるため、南海なんかいトラフ巨大きょだい地震じしんは、今後こんご40年以内ねんいないで「80%から90%」、今後こんご50年以内ねんいないで「90%程度ていどもしくはそれ以上いじょう」と想定そうていされているほか、根室ねむろおき巨大きょだい地震じしん確率かくりつ今後こんご40年以内ねんいないに「90%程度ていど」、今後こんご50年以内ねんいないは「90%程度ていど以上いじょう」となっています。

このため地震じしん調査ちょうさ委員会いいんかいは、巨大きょだい地震じしん発生はっせいちかづいているとして、住宅じゅうたく耐震たいしん補強ほきょう家具かぐ固定こていなどの対策たいさくすすめるようびかけています。

南海なんかいトラフの巨大きょだい地震じしんとは

南海なんかいトラフは、静岡県しずおかけん駿河湾するがわんから九州きゅうしゅう日向灘ひゅうがなだにかけての海底かいていで、海側うみがわのプレートが陸側りくがわのプレートのしたしずんでいる領域りょういきです。

プレートは年間ねんかんすうセンチせんちはやさでしずみ、その境界きょうかいには、時間じかん経過けいかとともにすこしずつひずみがたまって、限界げんかいたっすると、一気いっきにずれうごいて巨大きょだい地震じしん発生はっせいします。

南海なんかいトラフでは、およそ100ねんから200ねん間隔かんかくで、マグニチュード8クラスの巨大きょだい地震じしんかえ発生はっせいしていて最後さいごきたのは、昭和しょうわ21ねん四国しこくなどひろ範囲はんいおおきな被害ひがいをもたらしたマグニチュード8.0の「昭和しょうわ南海地震なんかいじしん」でした。

この地震じしんからおよそ70ねん経過けいかしていることなどから、政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員会いいんかいは、これまで今後こんご30年以内ねんいない発生はっせい確率かくりつを「70%程度ていど」としてきましたが、今回こんかい、「70%から80%」に見直みなおしました。

くに被害ひがい想定そうていによりますと、津波つなみ建物たてもの倒壊とうかい火災かさいなどで、最悪さいあく場合ばあい全国ぜんこくでおよそ32まん3000にん死亡しぼうし、238まんむねあまりの建物たてもの全壊ぜんかい焼失しょうしつするおそれがあるほか、避難者ひなんしゃかずは、地震じしん発生はっせいから1週間しゅうかん最大さいだい950万人まんにんのぼるなど影響えいきょう長期化ちょうきかするとしています。

また、去年きょねん11がつからは、気象庁きしょうちょう南海なんかいトラフ全域ぜんいき対象たいしょう巨大きょだい地震じしん発生はっせい可能性かのうせい評価ひょうかするあらたな情報じょうほう運用うんようおこなっています。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。