まいがなく、インターネットカフェなどで寝泊ねとまりしながら生活せいかつするひとたちが、東京都内とうきょうとないで1日当にちあたりおよそ4000にんのぼると推計すいけいされることが、はじめてった実態じったい調査ちょうさでわかりました。


この調査ちょうさ東京都とうきょうとがおととし11がつから去年きょねんがつにかけて、都内とないにある24時間じかん営業えいぎょうのインターネットカフェや漫画まんが喫茶きっさなどの店舗てんぽ利用者りようしゃ対象たいしょうはじめておこない、222の店舗てんぽと946にん利用者りようしゃから回答かいとうました。

それによりますと、利用りよう実態じったいなどから平日へいじつにインターネットカフェなどに寝泊ねとまりするひとは、都内とないで1日当にちあたり1まん5300にん推計すいけいされ、このうちまいがないひとは、およそ4000にんのぼるとられるということです。

男性だんせいが97.5%をめていて、年齢別ねんれいべつもっとおおかったのが、30だいで38.6%、いで50だいが28.9%、40だいが17.4%でした。

また、利用りよう頻度ひんどについては、全体ぜんたいの90.1%が、しゅうに3にち以上いじょう常連じょうれん利用者りようしゃで、インターネットカフェなどにまらない路上ろじょうやファストフードてんごしているケースがおおいということです。

さらに、まいをうしなった理由りゆうについては、わせて53.9%のひと仕事しごとめて家賃やちんはらえないか、りょうさきたためだとこたえています。

こうしたひとのほとんどが、いまいちばんこまっていることとして、仕事しごとかんするなやみをげていますが、37.7%のひとがハローワークや行政ぎょうせい機関きかん窓口まどぐちなどのどこにも相談そうだんしたことがないとこたえたということです。

東京都とうきょうとまいさがしや就労しゅうろう支援しえんをしていますが、今回こんかい調査ちょうさ結果けっかけて、都内とない繁華街はんかがいでの巡回じゅんかい相談そうだん強化きょうかするなどして、適切てきせつ支援しえんにつなげたいとしています。


小池こいけ知事ちじ社会しゃかい全体ぜんたいかんがえる必要ひつよう

小池こいけ知事ちじ記者会見きしゃかいけんで、「安定あんていした収入しゅうにゅう生活せいかつ基盤きばんたないことによりネットカフェでの寝泊ねとまりにつながっているのではないか。都内とないでは有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつが2をはるかにえて圧倒的あっとうてき人手ひとで不足ぶそくわれているが、まだ不安定ふあんてい労働ろうどうにつながっていることについては社会しゃかい全体ぜんたいでしっかりかんがえる必要ひつようがある」とべました。


ネットカフェで3年間ねんかん生活せいかつ

去年きょねんがつまでの3年間ねんかん都内とないのネットカフェで生活せいかつをしていたという千葉県ちばけん男性だんせいは、都内とないでも料金りょうきんやすいとわれる東京とうきょう蒲田かまたにあるインターネットカフェをえらび、ひとばん1000えん料金りょうきん寝泊ねとまりしていたということです。

当時とうじ住所じゅうしょわれることがない日雇ひやといの仕事しごとかえし、1にち8000えん日当にっとう生活せいかつしていました。賃貸ちんたいアパートに入居にゅうきょしようとしたこともありましたが、敷金しききん礼金れいきんのほか家電かでん製品せいひんなどをいそろえるための資金しきんりなかったことにくわ保証人ほしょうにんつからず、ネットカフェでの生活せいかつつづけざるをなかったといます。

去年きょねんがつ路上ろじょう生活者せいかつしゃ支援しえんなどをおこなうボランティア団体だんたい相談そうだんした結果けっか現在げんざい団体だんたい管理かんりする家電かでん製品せいひんなどがそなえられたアパートに家賃やちん支払しはらって入居にゅうきょしています。

男性だんせいは「ネットカフェでいすにすわったまま生活せいかつかえしていると、からだだけでなく精神的せいしんてきにもからかった。何度なんどもアパートをりようとおもったが、家族かぞくふくめて保証人ほしょうにんたのめるひともおらず、ずるずるとネットカフェでの生活せいかつつづいていた。これからは安定あんていしたらしをしたい」とはなしていました。


相談そうだん窓口まどぐち継続的けいぞくてき支援しえん必要ひつよう

インターネットカフェなどに寝泊ねとまりしながら生活せいかつしているひとたちを支援しえんする東京とうきょう新宿しんじゅくにある相談そうだん窓口まどぐち担当者たんとうしゃは「景気回復けいきかいふく人手ひとで不足ぶそくわれるが、突然とつぜん仕事しごとうしなひとおおく、継続的けいぞくてき支援しえん必要ひつようだ」とはなしています。

東京とうきょう新宿しんじゅく歌舞伎町かぶきちょうにある相談そうだん窓口まどぐち「TOKYOチャレンジネット」は、東京都とうきょうとから委託いたくけた社会福祉しゃかいふくし法人ほうじん運営うんえいし、インターネットカフェで寝泊ねとまりしているひとなどの支援しえんおこなっています。

東京都とうきょうとによりますと、平成へいせい20ねん開設かいせつ以来いらい毎年まいとし1000人前後にんぜんご相談そうだんおとずれているということです。窓口まどぐちでは、専門せんもん相談員そうだんいん一人一人ひとりひとり生活せいかつ状況じょうきょうったうえで、3か月間げつかん利用りようできる「一住宅じゅうたく」や、就職先しゅうしょくさき紹介しょうかい大型おおがた自動車じどうしゃ免許めんきょといった資格しかく取得しゅとくなど定住ていじゅう自立じりつけた支援しえんおこなっています。
また、インターネットカフェがおお繁華街はんかがいでの巡回じゅんかい相談そうだんおこなっているということです。

TOKYOチャレンジネットの小田おだ智雄ともお所長しょちょうは「景気けいき回復かいふくして人手ひとで不足ぶそくだとわれているが正規せいき雇用こようはたらひとおおく、突然とつぜん仕事しごとうしなうといった状況じょうきょうつづいている。相談者そうだんしゃ定住ていじゅうできるように幅広はばひろ支援しえんしていきたい」とはなしています。

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