子どもは聞いている

どもがおさないので理解りかいしていないとおもっていた夫婦ふうふ何気なにげない会話かいわじつどもが理解りかいしていてドキッとした経験けいけん、ないでしょうか。いまそんなどもの行動こうどう投稿とうこうしたインターネットじょうのマンガが話題わだいになっています。どもは大人おとなおもっている以上いじょうに、ふだんの会話かいわがわかっているのです。ではどのようにして会話かいわ内容ないようをつかむのでしょうか。
(ネットワーク報道部ほうどうぶ記者きしゃ 戸田とだ有紀ゆき 高橋たかはし大地だいち 栗原くりはら岳史たけし


かおげないども

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登場とうじょうするのはものをおうすることがよくある3さいおんないてしまった後始末あとしまつで、母親ははおやていたふくあらったり、おんなをお風呂ふろはいれたり。つかれてしまって、おっと帰宅きたくするとひとことつぶやきます。

大変たいへんだったよ-」

そのとき、ふとると…。はなれた場所ばしょでおもちゃであそんでいたむすめかおげません。名前なまえんでもこたえず、すまなそうなかおでうつむくのです。


大人おとなおもっているよりずっと

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かれてる!」

母親ははおやあわててり、むすめきしめます。


子どもは聞いている

大丈夫だいじょうぶだよ、いてもいいんだよ!」

やっと笑顔えがおせるむすめどもは大人おとなおもっているよりずっと大人おとな会話かいわ理解りかいしている”。そんなセリフでマンガはわります。


反応はんのう続々ぞくぞく

インターネットじょうでいま、このマンガへの反応はんのう相次あいついで投稿とうこうされています。

むねいたくなりました。わたしはたくさんってしまったかもしれない」
「ものすごくよくわかる。(どもも)どもなりにをつかっている」
どもはおやおもっているよりもおやうことをいている。よくおぼえている。それは大人おとなになっても影響えいきょうする」

あつまっているのは共感きょうかんこえ自身じしん経験けいけん反省はんせいするこえです。

マンガをえがいたのは2ははのpocoさん。子育こそだてのなかのできごとを、ツイッターにマンガで投稿とうこうしてきました。このできごとは去年きょねんれに長女ちょうじょとのあいだきたことだそうです。

おおくのひとおさなとき気持きもちをわすれずにどもとふれっていけますようにというおもいをめてえがきました。自分じぶん経験けいけんしたさびしさやからさがあるからこそどものこころ理解りかいできる、そんな気持きもちを大切たいせつにしたいとおもっています」


夫婦ふうふげんかもわかってる

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まちいてみてもおおくのひとおなじような経験けいけんをしていました。30だい女性じょせい夫婦ふうふげんかをしたときについ口走くちばしった言葉ことばを、5さいになる双子ふたご長男ちょうなんにとめていたそうです。その言葉ことばは「もう実家じっかかえる!」

ある帰省きせいする予定よていもないのに、ママままともから「いつ帰省きせいするの?」とかれた女性じょせいなんでそんなことをうのかとたずねると、どもどうしで“(ぼくは)実家じっかかえる”というはなしをしていたことがわかりました。自分じぶんどもがはなし理解りかいしているとはおもわなかった女性じょせい

どものまえ夫婦ふうふげんかをするもんじゃないとにしみておもいました」

そうはなしていました。


子どもは聞いている

また、40だい夫婦ふうふ最近さいきん、5さいになるおとこ突然とつぜん、「いつすの?」とたずねてきておどろいたとはなしていました。じつ転居てんきょかんがえていて、そのはなしどもがみみにしないようにくばりながらしていたつもりだったそうです。

自分じぶんたちではしのはなしどもがいないところで、していたつもりだった。でもおやがつかないところで、どものみみとどいていたようです。どもにかくごとはできないと実感じっかんしました」はなしていました。


雰囲気ふんいき感情かんじょうちから

どもは大人おとなはなし理解りかいしているのでしょうか。

「2歳以上さいいじょうになるとはなせる言葉ことばよりも、理解りかいできる言葉ことばのほうがおおいんです」


子どもは聞いている

そうはなすのは乳幼児期にゅうようじき発達はったつくわしい東京学芸大学とうきょうがくげいだいがく岩立いわだて京子きょうこ教授きょうじゅです。どもは言葉ことば理解りかいするほうが、はなせるよりもさき。ふだん、くちにしない言葉ことばでも、その意味いみをわかっていることがあります。

さらに周囲しゅうい雑音ざつおんがあっても母親ははおや父親ちちおや保育園ほいくえん先生せんせいなど、その関係かんけいがよく、自分じぶん信頼しんらいしているひとはなしは、しっかりといているそうです。だれ言葉ことばみみかたむければいいのか、どもはっているのです。

さらに言葉ことば本来ほんらい意味いみがわからなくてもべつちから内容ないよう理解りかいするといいます。

「“その雰囲気ふんいきや、感情かんじょうちから”もあるんです。そうした『情動じょうどう』と『言葉ことば』の理解りかい大人おとなおもっている以上いじょう会話かいわ内容ないようをつかんでいるんです」


プラスの言葉ことばがプラスに

ではどもがいるとき会話かいわでは、どんなことにをつければいいのでしょうか。岩立いわだてさんは注意点ちゅういてんを2つあげてくれました。

1つはよくわれていることですが、ネガティブな言葉ことばけることです。

「ネガティブな言葉ことば自己じこ評価ひょうかひくくなり、『やさしいね』といったプラスの言葉ことばをかければ、おもいやりのある行動こうどうをとるようになります」

そしてもう1つ、大人おとなどうしの会話かいわ大人おとなだけのものとかんがえないことだといいます。

とくに4、5さいにもなると、まわりのできごとや社会しゃかいのできごとに関心かんしんがでてきます。言葉ことば状況じょうきょう理解りかいすすんでくるんです。自己じこ評価ひょうかにもどもは敏感びんかんです。それを自覚じかくして、どもがいる場所ばしょでの会話かいわをつけてほしいです」


した2歳児さいじ

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わがでも長女ちょうじょが2さいとき夫婦ふうふ食卓しょくたくのテーブルをかこみながら、おっと単身赴任たんしんふにんはなしをしていたところ、そのときにはうしろをいてあそんでいたどもが、翌日よくじつになってからきゅうに「保育園ほいくえんきたくない、パパとママと一緒いっしょにいる」ときだしたことがありました。

それが数日間すうじつかんつづいて、保育園ほいくえん先生せんせいに「じつ転勤てんきんはなしがり、夫婦ふうふはなしていたんです」と相談そうだんしたところ、「まだ2さい言葉ことばはわからないとおもっていても、はなし内容ないようはわかっているんですよ」とわれ、はっとしたことをおぼえています。先生せんせい経験上けいけんじょうどもの理解力りかいりょくっていたのです。

おやは、大人おとな会話かいわどもには理解りかいできないなどとおもいがちです。おもちゃに熱中ねっちゅうしているようにえているときでも、どもは一生懸命いっしょうけんめい、それこそ全身ぜんしん全力ぜんりょくはなしろうとしているようです。どもをどもあつかいしない、大人おとな都合つごう目線めせんはなしをしない、そうふか反省はんせいをしながら2にんをつないでいえかいました。

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