ことしの日本にっぽん経済けいざい景気回復けいきかいふく賃金ちんぎん上昇じょうしょう実感じっかんひろがるか

2018ねん01がつ03にち 1626ふん NewsWebEasy
仮名がなレベル

ことしの日本にっぽん経済けいざい輸出ゆしゅつ増加ぞうかなどがささえになってゆるやかに成長せいちょうつづけ、戦後せんごもっとなが景気回復けいきかいふく達成たっせいする可能性かのうせいがありますが、賃金ちんぎん上昇じょうしょう明確めいかくになっておおくのひと回復かいふく実感じっかんひろがるかどうかがわれる1ねんになります。

ことしの日本にっぽん経済けいざいは、海外かいがい経済けいざい好調こうちょう輸出ゆしゅつ増加ぞうかするほか雇用こよう改善かいぜん背景はいけい個人こじん消費しょうひゆるやかに回復かいふくし、1ねんとおして成長せいちょうつづけるという見方みかたおおくなっています。

民間みんかんのシンクタンク10しゃ見通みとおしによりますと、ことし4がつからの2018年度ねんどのGDP=国内こくない総生産そうせいさんは、物価ぶっか変動へんどうのぞいた実質じっしつでプラス1.0%から1.3%と予想よそうしています。
日本にっぽん経済けいざいは5年前ねんまえの2012ねん12がつから回復かいふく局面きょくめんはいり、かりにことしいっぱい回復かいふくつづけば戦後せんごもっとなが景気回復けいきかいふく達成たっせいする可能性かのうせいがあります。

しかし、企業きぎょうのもうけや株価かぶか上昇じょうしょういきおいにくらべると賃金ちんぎんびはにぶく、経済界けいざいかい代表だいひょうする経団連けいだんれんみずからも、ことしの春闘しゅんとう企業きぎょうに3%の賃上ちんあげをびかける方針ほうしんです。
賃金ちんぎん上昇じょうしょう明確めいかくになっておおくのひと回復かいふく実感じっかんひろがるかどうかがわれる1ねんになります。

また世界せかい経済けいざい先行さきゆきには不透明感ふとうめいかんひろがっていて、かく・ミサイル開発かいはつ挑発ちょうはつつづける北朝鮮きたちょうせん情勢じょうせいおおきな懸念けねんとなっているうえ、欧米おうべい中央ちゅうおう銀行ぎんこうすす金融きんゆう政策せいさく転換てんかん新興国しんこうこく経済けいざい打撃だげきおよぼすおそれがあります。

このため、輸出ゆしゅつだのみの成長せいちょうから、個人こじん消費しょうひがけんいんして内需ないじゅ主導しゅどう成長せいちょうできる経済けいざい転換てんかんできるかどうかも日本にっぽん経済けいざい課題かだいになっています。

円相場えんそうば株価かぶか

ことしの日本にっぽん経済けいざい行方ゆくえにも影響えいきょうする円相場えんそうば株価かぶかは、どうなるのでしょうか。
にちからことしのきがはじまる東京とうきょう株式かぶしき市場しじょうについては、景気回復けいきかいふくつづいて企業きぎょう業績ぎょうせき堅調けんちょう推移すいいするため、ことしも値上ねあがりがつづくと予測よそくするところがおおくなっています。
証券しょうけん大手おおてしゃ経営けいえいトップにことしの日経平均にっけいへいきん株価かぶかがどのくらいの水準すいじゅん到達とうたつする可能性かのうせいがあるかいたところ、2まん5000円程度えんていどから2まん7000円程度えんていどという見方みかたしめしています。

新年しんねん外国がいこく為替かわせ市場しじょうは1ドル=112円台えんだいきされていますが、民間みんかんおもなシンクタンクは2018年度ねんど円相場えんそうばは1ドル=112円程度えんていどから118円台えんだい程度ていどと、よこばいか円安えんやす方向ほうこう予測よそくしています。
アメリカのFRB=連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事会りじかいがことしも利上りあげをつづけていくため、金利きんりたかいドルがわれ、円相場えんそうば円安えんやす傾向けいこううごきやすいという見方みかたおおくなっています。
円相場えんそうば行方ゆくえ株式かぶしき市場しじょうにもかかわるため、ことしも金融きんゆう市場しじょうはアメリカ経済けいざいをはじめ世界せかい経済けいざい動向どうこう左右さゆうされることになりそうです。

専門家せんもんか輸出ゆしゅつかたちゆるやかな成長せいちょう

ニッセイ基礎きそ研究所けんきゅうじょはぜ浩一こういち専務せんむ理事りじは、ことしの日本にっぽん経済けいざいについて「輸出ゆしゅつかたちで1%程度ていどゆるやかな成長せいちょうつづく」という見通みとおしをしめしています。
ただ景気けいき回復かいふく実感じっかんできないというこえおおいことについては「ここ10ねんくらい物価ぶっか上昇分じょうしょうぶんのぞくと賃金ちんぎんはほとんどびていない。そういうなか消費税しょうひぜいりつげられたり社会しゃかい保険料ほけんりょうがって収入しゅうにゅうえたという実感じっかんがないためだ」と指摘してきしました。
このためはぜ専務せんむ理事りじは、デフレからの脱却だっきゃく確実かくじつにするためにもことしの春闘しゅんとうで3%をえる賃上ちんあげを実現じつげんする必要ひつようがあると指摘してきしています。

一方いっぽう日本にっぽん経済けいざいくリスクは海外かいがい情勢じょうせい不透明感ふとうめいかんにあると指摘してきし「海外かいがいなんらかのショックがき、それが波及はきゅうするリスクが非常ひじょうおおきい。いちばん心配しんぱいしているのは、アメリカの外交がいこう政策せいさくなどががねになって中東ちゅうとう問題もんだいきたり北朝鮮きたちょうせんとのあいだでトラブルがこったりして、経済けいざい影響えいきょうすることだ」としています。

また金融きんゆう政策せいさく正常化せいじょうかけてうごはじめたアメリカ経済けいざい行方ゆくえ注目ちゅうもくすべきだとしたうえで「アメリカは大規模だいきぼ金融きんゆう緩和かんわ後始末あとしまつをしていくが、どういうことがこるかは実際じっさいやってみなければわからない。アメリカの株価かぶか昨年さくねんかなり上昇じょうしょうしており、どこか1つでも予想よそうどおりにかないとき株価かぶか急落きゅうらくするリスクもある」と指摘してきしています。

そのうえではぜ専務せんむ理事りじは「日本にっぽんにはどういう経済けいざいのぞましいとかんがえるのか、アメリカでもヨーロッパでもない日本にっぽんとしてこういう姿すがた経済けいざいにしたい、ということを国民こくみん全体ぜんたい議論ぎろんすることが必要ひつようだ」と指摘してきしています。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。