IOC=国際こくさいオリンピック委員会いいんかいは5にち理事会りじかいひらき、ロシアが組織的そしきてきなドーピングとその隠蔽いんぺいおこなっていたと結論けつろんづけ、来年らいねんがつのピョンチャンオリンピックにロシア選手団せんしゅだんとしての出場しゅつじょうみとめないことをめました。一方いっぽうで、きびしい条件じょうけんたした選手せんしゅかぎっては、個人こじん資格しかくでの出場しゅつじょうみとめるとしています。


ロシアが国家こっかぐるみで組織的そしきてきなドーピングをおこなっていたとするWADA=世界せかいアンチドーピング機構きこう報告ほうこくけて、IOCは、規律きりつ委員会いいんかい調査ちょうさ委員会いいんかいによる独自どくじ調査ちょうさおこない、5にち、スイスのローザンヌでひらいた理事会りじかいでロシアの選手せんしゅ来年らいねんがつのピョンチャンオリンピックに参加さんかさせるかどうか議論ぎろんしました。

その結果けっか、IOCとして、ロシアが組織的そしきてきなドーピングとその隠蔽いんぺいおこなっていたと結論けつろんづけ、ロシアオリンピック委員会いいんかい資格しかく停止ていしし、来年らいねんがつのピョンチャンオリンピックへの出場しゅつじょうをロシア選手団せんしゅだんとしてみとめないことを発表はっぴょうしました。

一方いっぽうで、きびしい条件じょうけんたした選手せんしゅかぎっては、個人こじん資格しかくでの出場しゅつじょうみとめるとしています。

IOCはその条件じょうけんとして、過去かこにあらゆるドーピング規定きてい違反いはんしていないことや、IOCの作業さぎょう部会ぶかいでピョンチャン大会たいかいまでにわせて2まんけん実施じっしするドーピング検査けんさけることなどをもとめるとしています。

そのうえで、ドーピング検査けんさ態勢たいせい強化きょうかけた国際的こくさいてき独立どくりつ検査けんさ機関きかんと、WADAやIOCの代表者だいひょうしゃ構成こうせいするあらたな委員会いいんかいが、出場しゅつじょうできる選手せんしゅめるということです。

そして、出場しゅつじょうみとめられた選手せんしゅはロシア出身しゅっしんのオリンピック選手せんしゅとして、オリンピックのはたのもと大会たいかい参加さんかできるとしています。


IOC会長かいちょう ロシアの不正ふせい前代未聞ぜんだいみもん攻撃こうげき

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IOCのバッハ会長かいちょう理事会りじかい記者会見きしゃかいけんで、ロシアによる不正ふせいについて、「オリンピックとスポーツにたいする前代未聞ぜんだいみもん攻撃こうげきだ。クリーンな選手せんしゅまもるためにもIOC理事会りじかいはこの組織的そしきてき不正ふせい制裁せいさいした」とはなし、きびしく批判ひはんしました。

また「ロシアの不正ふせいによって被害ひがいかぶった世界中せかいじゅうのクリーンな選手せんしゅたいして、とてももうわけなくおもう。本当ほんとうのメダリストの表彰式ひょうしょうしき可能かのうなかぎりピョンチャンオリンピックの期間中きかんちゅうおこなうことをIOCのアスリート委員会いいんかい合意ごういした」とべました。

そのうえで、きびしい条件じょうけんたして個人こじん資格しかく大会たいかい出場しゅつじょうするロシアの選手せんしゅについては「オリンピックとクリーンなスポーツの橋渡はしわたやくになってほしい」と期待きたいしめしました。


国家こっかぐるみのドーピングと隠蔽いんぺい手口てぐち WADA報告書ほうこくしょ

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WADA=世界せかいアンチドーピング機構きこう調査ちょうさチームは、去年きょねん、ロシアによる国家こっかぐるみのドーピングと、その隠蔽いんぺいおこなわれていた手口てぐちについて詳細しょうさいしるした調査ちょうさ報告書ほうこくしょ発表はっぴょうしました。

報告書ほうこくしょによりますと、ロシアでは、WADAの公認こうにん分析ぶんせき機関きかんだったモスクワ検査所けんさじょがロシアスポーツしょう管理下かんりかにおかれ、2011ねんまつから2015ねんまで、ドーピング検査けんさ陽性ようせい可能性かのうせいがあるロシアの有望ゆうぼう選手せんしゅ検体けんたいについて、結果けっかのねつぞうおこなわれていたということです。

この結果けっかなつふゆのオリンピックやパラリンピックの30以上いじょう競技きょうぎ選手せんしゅやコーチなど1000人以上にんいじょう関与かんよしていたと報告ほうこくしています。

とく用意周到よういしゅうとうだったのが2014ねんのソチオリンピックです。
大会たいかいまえには、「ドーピングカクテル」とばれるアルコールに筋肉きんにく増強ぞうきょう作用さようのある禁止きんし薬物やくぶつ、ステロイドをぜたものつくられ、ロシアの選手せんしゅ提供ていきょうされていました。
このカクテルは、くちふくむだけで薬物やくぶつからだ吸収きゅうしゅうされるため、そのします。
さらに禁止きんし薬物やくぶつ検出けんしゅつされる期間きかんみじかいため、大会たいかい直前ちょくぜん使つかってもドーピング検査けんさ陽性ようせいになる確率かくりつひくかったということです。

また、大会たいかい使つかわれた分析ぶんせき機関きかんでは、事前じぜんにロシアのスポーツしょうから提供ていきょうされた選手せんしゅのリストをもとに、検体けんたいのすりえがおこなわれていたことを指摘してきしています。
ソチオリンピックでは、検体けんたい保管ほかんされている場所ばしょとなり部屋へやあいだかべに「ネズミのあな」とばれるちいさなあながあけられていました。
このあな使つかって、分析ぶんせき機関きかん担当者たんとうしゃ採取さいしゅされた検体けんたい深夜しんや部屋へやそとし、ロシアの連邦れんぽう保安庁ほあんちょう職員しょくいん検体けんたいのふたを秘密裏ひみつりけ、事前じぜん保存ほぞんしていたクリーンな検体けんたいとすりえていたということです。
検体けんたいのボトルは、本来ほんらいらなければけることができない仕組しくみになっていますが、大会たいかいの1年前ねんまえにはロシア連邦れんぽう保安庁ほあんちょう職員しょくいんがその開封かいふう方法ほうほうしていたということです。
調査ちょうさチームが、検体けんたい顕微鏡けんびきょう調しらべたところ、開封かいふうされたとられるわずかなきずつかっています。

また、連邦れんぽう保安庁ほあんちょう職員しょくいん配管はいかん工事こうじなどをよそおって、分析ぶんせき機関きかん出入でいりしていたということです。


IOC調査ちょうさ 25にんのドーピング指摘してき

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IOC=国際こくさいオリンピック委員会いいんかいは、ロシアが国家こっかぐるみでドーピングとその隠蔽いんぺいおこなっていたとする去年きょねんがつのWADA=世界せかいアンチドーピング機構きこう調査ちょうさ報告ほうこくけて、どの選手せんしゅがドーピングをったかや、組織的そしきてき隠蔽いんぺい国家こっか主導しゅどうによるものだったのかどうかを独自どくじ調しらべるため、スイスの弁護士べんごしでIOCのオズワルド理事りじをトップとする規律きりつ委員会いいんかいと、もとスイスの大統領だいとうりょう、シュミッドをトップとする調査ちょうさ委員会いいんかいげ、調査ちょうさ開始かいししました。

このうち規律きりつ委員会いいんかいは、WADAの調査ちょうさチームによる最終さいしゅう報告書ほうこくしょでドーピングをしていたと指摘してきされたソチオリンピックの28にんのロシア選手せんしゅが、実際じっさい違反いはんおこなっていたかどうか徹底的てっていてき調しらべました。
具体的ぐたいてきには、選手せんしゅ検体けんたい再検査さいけんさや、検体けんたいのすりえの方法ほうほう報告書ほうこくしょべられているとおりに実施じっし可能かのうかどうか専門家せんもんか依頼いらいして分析ぶんせきしました。
さらに、選手せんしゅ本人ほんにんやWADAの調査ちょうさチームのトップをつとめたマクラーレンなどへの調査ちょうさおこないました。

その結果けっか規律きりつ委員会いいんかいは「ソチオリンピックでは、ドーピングをおこなっていたロシアの選手せんしゅまもるため、国家こっかぐるみの組織そしきだった隠蔽いんぺいおこなわれていて、それがまぎれもない事実じじつだとわかる数々かずかず証拠しょうこ証言しょうげんがある」などとしてWADAの調査ちょうさチームの報告ほうこく全面的ぜんめんてき支持しじしました。

そして、これまでに25にん選手せんしゅのドーピングを指摘してきし、今後こんご、オリンピックに出場しゅつじょうする資格しかくはないと発表はっぴょうしています。

このなかには、ソチオリンピックでロシア選手団せんしゅだん旗手きしゅつとめ、ボブスレー男子だんしで2つのきんメダルめだる獲得かくとくしたアレクサンドル・ズブコフ選手せんしゅ

ボブスレー男子だんし人乗にんのりできんメダルめだる獲得かくとくしたアレクセイ・ネゴダイロ選手せんしゅとドミトリー・トルネンコフ選手せんしゅ

スキークロスカントリーの男子だんし50キロフリーできんメダルめだる獲得かくとくし、40キロリレーでもぎんメダルめだる獲得かくとくしたロシアのアレクサンドル・レグコフ選手せんしゅ

おなじく50キロフリーなど3つの種目しゅもくぎんメダルめだる獲得かくとくしたマキシム・ヴィレグジャニン選手せんしゅ

スケルトン男子だんしきんメダルめだる獲得かくとくしたアレクサンドル・トレチャコフ選手せんしゅ

スケルトン女子じょしどうメダルめだる獲得かくとくしたエレーナ・ニキチナ選手せんしゅ

スピードスケートの女子じょし500メートルでぎんメダルめだる獲得かくとくしたオリガ・ファトクーリナ選手せんしゅ

バイアスロン女子じょし24キロリレーでぎんメダルめだる獲得かくとくしたヤナ・ロマノワ選手せんしゅとオリガ・ヴィルヒナ選手せんしゅ、オリガ・ザイツェワ選手せんしゅの11にんのメダリストがふくまれています。


ロシア政府せいふ いまのところ公式こうしき反応はんのうなし

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IOC理事会りじかい決定けっていについてロシア政府せいふは、いまのところ公式こうしき反応はんのうしていません。

今回こんかい決定けっていは、ロシア選手せんしゅ出場しゅつじょう全面的ぜんめんてきみとめられないというロシアにとって最悪さいあくのケースではないものの、ロシア選手団せんしゅだんとして出場しゅつじょうできないというきびしいものであることにわりはありません。

ロシアオリンピック委員会いいんかいのジューコフ会長かいちょうは、先月せんげつ、ロシアメディアにたいして「選手せんしゅたちは自分じぶんくにのためにたたかっているので、中立ちゅうりつ立場たちば参加さんかすることはない」とべています。

スポーツの振興しんこうによって国威こくい発揚はつよう国民こくみん統合とうごうにつとめてきたプーチン大統領だいとうりょうにとって、ロシア選手団せんしゅだん活躍かつやくするオリンピックは、つよいロシアを内外ないがいしめ絶好ぜっこう機会きかいで、おおくのメダルが期待きたいされるふゆ大会たいかいではなおさらのことです。

ロシアの国旗こっき掲揚けいよう国歌こっか斉唱せいしょうみとめられず、個人こじん立場たちばでしかオリンピックに出場しゅつじょうできないという今回こんかいのIOCの判断はんだんたいして、ロシアがどのような反応はんのうしめすのか注目ちゅうもくされます。


ロシアの五輪ごりんメダル推移すいい

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オリンピックでロシアは、きんメダルめだるかずきゅうソビエトそびえと時代じだいふくめて過去かこ最低さいていとなった2010ねんのバンクーバー大会たいかいのあと、自国じこく開催かいさいの2014ねんのソチ大会たいかいけてくにげて選手せんしゅ強化きょうかんできました。

ソチ大会たいかい当時とうじ獲得かくとくしたメダルのかずはバンクーバー大会たいかいの2倍以上ばいいじょうとなる33え、内訳うちわけきん13ぎん11どうで、きんメダルめだるかず総数そうすう出場しゅつじょうした88のくに地域ちいきのうちもっとおおくなりました。

競技きょうぎごとにますとフィギュアスケートの女子じょしシングルとペア、それに団体だんたいで3つのきんメダルめだる獲得かくとくしたほか、ボブスレーなどのそり競技きょうぎ、スキーのクロスカントリーやスケートのショートトラックなどできんメダルめだる獲得かくとくしました。

しかしその国家こっか主導しゅどうのドーピングがあきらかになり、IOC=国際こくさいオリンピックが検体けんたい再検査さいけんさすすめた結果けっか表彰台ひょうしょうだい独占どくせんしたスキークロスカントリーの男子だんし50キロフリーをはじめ、ボブスレーやバイアスロンなどで次々つぎつぎ違反いはん発覚はっかくして11のメダルが剥奪はくだつされました。
現在げんざいのメダルのかずきんぎんどうわせて22となっています。

そして来年らいねんのピョンチャン大会たいかいけては、すでに一連いちれん再検査さいけんさで、実績じっせきのこしてきた25にん選手せんしゅ参加さんか資格しかくうしなった一方いっぽう、フィギュアスケート女子じょしシングルで世界選手権せかいせんしゅけん連覇れんぱちゅうの18さい、エフゲニア・メドベージェワ選手せんしゅなど、メダル獲得かくとく有力視ゆうりょくしされている選手せんしゅ大会たいかいへの出場しゅつじょう目指めざしています。

フィギュアスケートをはじめカーリングやスノーボードなど、日本にっぽん選手せんしゅにとってロシアぜいがライバルになる競技きょうぎもあり、メダルあらそいにも影響えいきょうることも想定そうていされたため、IOCの判断はんだん注目ちゅうもくされました。


ロシアのメダル候補こうほ

ロシアぜいは、前回ぜんかいのソチ大会たいかいでメダルを獲得かくとくしたそり競技きょうぎやスキーなどの実績じっせきのある選手せんしゅが、IOCの調査ちょうさ結果けっか出場しゅつじょう資格しかくうしな一方いっぽう、フィギュアスケート、アイスホッケー、カーリングなどでメダル候補こうほがっています。

フィギュアスケートは、女子じょしシングルや団体だんたいなどがメダル候補こうほになっています。このうち3つの出場枠しゅつじょうわく獲得かくとくしている女子じょしシングルでは、世界選手権せかいせんしゅけんを2連覇れんぱしているエフゲニア・メドベージェワ選手せんしゅや、さくシーズンしーずん世界せかいジュニア選手権せんしゅけんせいし、いまシーズンも国際こくさい大会たいかいを2連勝れんしょうしている15さいのアリーナ・ザギトワ選手せんしゅなど世界せかいトップレベルの選手せんしゅがそろっています。

また、アイスホッケーは国技こくぎとされ、きゅうれん時代じだいふくめてきんメダルめだるをはじめとするわせて11のメダルを獲得かくとくしている男子だんしは、ピョンチャンオリンピックでもメダル獲得かくとく有力視ゆうりょくしされてきました。

さらにカーリングの女子じょしは、アンナ・シドロワ選手せんしゅ中心ちゅうしん年々ねんねんちからをつけ、オリンピックの前哨戦ぜんしょうせんえることしの世界選手権せかいせんしゅけんでは準優勝じゅんゆうしょうしました。オリンピックでメダル獲得かくとく実績じっせきがない種目しゅもくながらメダル候補こうほ浮上ふじょうしていました。


リオとピョンチャン 判断はんだんちが

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IOC=国際こくさいオリンピック委員会いいんかいは、ロシアの選手せんしゅのオリンピック出場しゅつじょうについて事実上じじつじょう競技きょうぎ団体だんたい最終的さいしゅうてき判断はんだんゆだねた去年きょねんのリオデジャネイロ大会たいかいちがい、今回こんかいきびしい条件じょうけんたした選手せんしゅかぎって「ロシア選手団せんしゅだん」ではなく「個人こじん資格しかく」での出場しゅつじょうみとめる判断はんだん独自どくじおこないました。

IOCは去年きょねん、ロシアの組織的そしきてきドーピングが発覚はっかくしてまもなくおこなわれたリオデジャネイロ大会たいかいでは、国際こくさい競技きょうぎ団体だんたい参加さんかみとめなかった陸上りくじょう選手せんしゅをのぞき、信頼性しんらいせいのある検査けんさけて競技きょうぎ団体だんたいみとめた場合ばあいなどは「ロシア選手団せんしゅだん」として大会たいかいへの出場しゅつじょうみとめ、事実上じじつじょう競技きょうぎ団体だんたい最終的さいしゅうてき判断はんだんゆだねました。

今回こんかいのピョンチャン大会たいかいについてはWADA=世界せかいアンチドーピング機構きこうなどとともにつくった作業さぎょう部会ぶかいで、大会たいかいまでに実施じっしする検査けんさけることをもとめました。

そのうえであらたな委員会いいんかいで、きびしい条件じょうけんたした選手せんしゅかぎって「個人こじん資格しかく」での出場しゅつじょうみとめるという判断はんだん独自どくじおこないました。

これについてIOCのバッハ会長かいちょうは、リオデジャネイロ大会たいかいのときとちがって、今回こんかいはロシアの選手せんしゅなど関係者かんけいしゃたいしてのりや科学的かがくてき調査ちょうさ十分じゅうぶんにでき、さまざまな証拠しょうこあつまったことを理由りゆうにあげています。


五輪ごりん史上初しじょうはつ IOC決断けつだん背景はいけい

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ドーピングを理由りゆうにオリンピック委員会いいんかい資格しかく停止ていしされ、選手団せんしゅだん派遣はけんできないという事態じたいはオリンピック史上しじょうはじめてです。
一方いっぽうで、潔白けっぱく証明しょうめいされた選手せんしゅ個人こじんでの出場しゅつじょうみとめるという決断けつだんは、IOCのバッハ会長かいちょうのバランスを重視じゅうしする姿勢しせいがにじんでいます。

背景はいけいには「弱腰よわごし」ともわれたリオデジャネイロ大会たいかいでの対応たいおうがあります。大会前たいかいまえにはロシアの組織的そしきてきなドーピングの実態じったいあきらかになりましたが、当時とうじ一部いちぶ選手せんしゅのぞき、ロシア選手団せんしゅだんとしての出場しゅつじょうみとめていて、対応たいおうあまさに疑問ぎもんげかけるこえ相次あいつぎました。

オリンピック招致しょうちみや、IOC委員いいん汚職おしょくなどオリンピックはなれがすすなか今回こんかい不正ふせいだんじてゆるさないというつよ姿勢しせいしめすことで、信頼しんらいもどしたいというIOCがわあせりもうかがえます。

ピョンチャンオリンピックが2か月後げつごせまるなか、ドーピングというのイメージを払拭ふっしょく(ふっしょく)し、世界せかい最大さいだいふゆのスポーツの祭典さいてんげるためにどのような対策たいさくっていくのか、つづきIOCの手腕しゅわんわれることになります。


WADA「IOCの決定けってい支持しじ

WADA=世界せかいアンチドーピング機構きこうは「ロシアの不正ふせいについてのWADAの報告ほうこくが、IOC=国際こくさいオリンピック委員会いいんかいによって確認かくにんされたことに満足まんぞくしている。また、ロシアオリンピック委員会いいんかい資格しかく停止ていしきびしい条件じょうけんしたでのロシア選手せんしゅ個人こじん資格しかくでのピョンチャン大会たいかいへの出場しゅつじょうについて、IOCの決定けってい支持しじする」とする声明せいめい発表はっぴょうしました。

イージー・ニュース

ロシアの選手せんしゅのチームはオリンピックにることができない