新種しんしゅのオランウータン インドネシアのスマトラすまとらとう発見はっけん

2017ねん11がつ03にち 0603ふん NewsWebEasy
仮名がなレベル

インドネシアのスマトラすまとらとう新種しんしゅのオランウータンがつかったとイギリスなどの国際こくさい研究けんきゅうグループが発表はっぴょうしました。ヒトにちか大型おおがた霊長類れいちょうるい新種しんしゅつかるのはおよそ90ねんぶりです。

新種しんしゅのオランウータンがつかったのは、インドネシアのスマトラすまとらとう北部ほくぶ森林しんりんです。

イギリスやスイス、インドネシアなどの研究けんきゅうグループによりますと、「タパヌリオランウータン」と名付なづけられた新種しんしゅのオランウータンは、島内とうないべつ場所ばしょ生息せいそくするオランウータンよりも頭蓋骨ずがいこつちいさく、体毛たいもうがより黄色きいろがかった茶色ちゃいろをしているほか、遺伝子いでんし配列はいれつことなっていて新種しんしゅ断定だんていされたということです。

また、その生息数せいそくすうは、森林しんりん伐採ばっさいすすむなど環境破壊かんきょうはかいによって推定すいてい800とう以下いかっているとられ、研究けんきゅうグループは保護ほご対策たいさくおこなうようもとめています。

ゴリラやチンパンジーなどヒトにちか大型おおがた霊長類れいちょうるい新種しんしゅつかるのはおよそ90ねんぶりで、霊長類れいちょうるいくわしい京都大学きょうとだいがく山極やまぎわ壽一としかず学長がくちょうは「オランウータンで新種しんしゅつかるのはおどろきで、人間にんげん起源きげんるうえでも貴重きちょう発見はっけんだ。新種しんしゅのオランウータンの社会しゃかい行動こうどう調しらべることで、いろいろな特徴とくちょうあきらかになると期待きたいしている」とはなしています。

絶滅ぜつめつ危機ききにひんする類人猿るいじんえん

ヒトにちか大型おおがた霊長類れいちょうるい類人猿るいじんえん」は、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、オランウータンからなり、今回こんかい新種しんしゅのオランウータンが発見はっけんされたことで、類人猿るいじんえんは7種類しゅるいとなりました。

類人猿るいじんえんは、たか知能ちのうち、社会的しゃかいてき生活せいかついとなむことから、わたしたちヒトにもっとちかもので、ヒトの進化しんかさぐるうえでも貴重きちょう存在そんざいです。

しかし、野生やせい類人猿るいじんえんはいま絶滅ぜつめつ危機ききにひんしています。
世界せかい野生やせい生物せいぶつ専門家せんもんかなどでつくるIUCN=国際こくさい自然しぜん保護ほご連合れんごう絶滅ぜつめつのおそれがある野生やせい生物せいぶつのリスト「レッドリスト」を公表こうひょうしていますが、これまで確認かくにんされている6種類しゅるい類人猿るいじんえんすべてが、「絶滅ぜつめつのおそれがきわめてたかい」、または「絶滅ぜつめつのおそれがある」と評価ひょうかされています。

なかでもアフリカのコンゴやウガンダなどに生息せいそくするヒガシゴリラは、環境破壊かんきょうはかい密猟みつりょうなどで過去かこ20ねんで7わり以上いじょう個体数こたいすう減少げんしょうし、去年きょねんがつに「絶滅ぜつめつのおそれがある」から、「絶滅ぜつめつのおそれがきわめてたかい」と評価ひょうかわりました。

山極やまぎわ学長がくちょうによりますと、類人猿るいじんえんはヒトよりもどもをかずすくなく、いったんかず減少げんしょうすると回復かいふくするまでになが時間じかんがかかるということです。また、サルにくらべて胃腸いちょうつよくないためにべるものもかぎられ、環境かんきょう変化へんかよわいといいます。

開発かいはつによる生息地せいそくち破壊はかい戦争せんそう食用しょくよう目当めあての密猟みつりょうなど人間にんげん活動かつどうによって野生やせい類人猿るいじんえん絶滅ぜつめつ危機ききにひんしているのです。山極やまぎわ学長がくちょうは「いま世界中せかいじゅうおおくの類人猿るいじんえん危機的ききてき状況じょうきょうにある。わたしたちがらないうちにえていってしまう危険性きけんせいを、おおくのひとってほしい」とはなしていました。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。