アメリカ・ニューヨークのマンハッタンで日本時間の1日午前4時ごろ、車が自転車用のレーンに突っ込み、少なくとも8人が死亡しました。警察は、車を運転していたウズベキスタンからの移民の29歳の男を現場で拘束し、テロ事件として背景などを捜査しています。


ニューヨークのマンハッタン南部で31日午後3時ごろ(日本時間の1日午前4時ごろ)、車が自転車用のレーンに突っ込み、自転車に乗っていた人や歩行者を次々とはねました。

警察によりますと、これまでに少なくとも8人が死亡し、11人がけがをしているということです。ニューヨークにある日本総領事館は、日本人で被害に遭った人がいないか確認を進めています。

警察によりますと、車を運転していた男は、車から降りるとき、銃のようなものを手に持っていたため、駆けつけた警察官が発砲し、その場で拘束したということです。

ABCテレビなどによりますと、拘束されたのはウズベキスタンからの移民の29歳の男で、車から降りたときアラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」と叫んだと伝えています。

ニューヨークのデブラシオ市長は記者会見で「これは卑劣なテロ行為だ」と述べ、警察は男が意図的に自転車に乗っていた人や歩行者に突っ込んだテロ事件として背景などを捜査しています。

現場はマンハッタン南部のオフィスビルなどが建ち並ぶ一角で、全米最大級のハロウィーンのパレードが行われる通りから1キロ余り離れた場所です。


現場は同時多発テロ事件現場から500mほど

現場から200メートルほど離れた場所には多くの警察車両が集まり、ライフルなどで武装した警察官が配置され、立ち入りが厳しく規制されています。

その周りにはアメリカのメディアをはじめ各国のメディアも大勢集まり、取材を続けています。現場近くに自宅がある人などが通行止めになった場所を通ろうとすると、警察官がう回するよう求めていました。

現場は16年前に起きたアメリカ同時多発テロ事件のあった現場から北に500メートルほど離れた場所です。


「ひげ生やした男が2丁の銃 怖かった」

事件が起きたとき、現場に居合わせたという女性はロイター通信の取材に対し、「ひげを生やした男が銃を2丁持っているのが見え怖かった。周りの人に逃げるように言われて逃げた」と話していました。

また、現場に居合わせた男性は、「事件が起きたのは私も毎日歩いている道です。このような現場に居合わせ、今の世の中、いつ何が起きてもおかしくないと思った」と話していました。

また、教師をしているという別の男性は、「犠牲になった人や家族に祈りをささげたい。事件を目撃してしまった子どものケアも必要だと思う。こうした事件が起きたことで、大きなパニックが広がらなければいいと思う」と悲しそうな表情で話していました。


ロンドン市長とパリ市長が哀悼の意

ニューヨークのテロ事件を受けて、同じようにテロに見舞われてきたロンドンとパリの市長が相次いで哀悼の意を示しました。

ロンドンのカーン市長は先月31日、ツイッターを更新し、「ロンドンは、卑劣なテロ攻撃を受けたニューヨークに深い悲しみと連帯を示す。私の心は犠牲者とその家族とともにある」と書き込みました。

また、パリのイダルゴ市長も先月31日、ツイッターを更新し、「パリはニューヨークの人々と連帯する。私たちはつながっている」と書き込み、ともにテロに屈せず立ち向かっていく姿勢を強調しました。

イージー・ニュース

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