日本人看護師 ラッカへの継続支援訴える

過激派組織IS=イスラミックステートから今月、解放されたシリア北部の都市ラッカ近郊の病院で、医療支援を行った日本人看護師が都内で会見し、大勢の一般市民がISが埋めた地雷の被害で手足を失ったことなど現状を説明し、継続した支援を呼びかけました。


過激派組織ISが「首都」と位置づけ、3年にわたって支配したシリア北部の都市ラッカは、今月、アメリカなどの支援を受ける地元の部隊によって制圧されました。

このラッカ近郊の病院で、軍事作戦が本格化した7月から9月にかけて国際NGO「国境なき医師団」の一員として医療支援を行った日本人看護師、白川優子さん(43)が、30日、都内で会見しました。

このなかで白川さんは、戦闘を逃れ脱出しようとした一般市民がISが埋めた地雷で負傷し、手や足を切断せざるを得ないケースが相次いだと説明し「ISの支配で苦しんできた市民が有志連合による激しい空爆で市内にとどまるか地雷原をぬけて脱出するかの地獄のような究極の選択を迫られた」と指摘しました。

そのうえで「ラッカは解放されたが、それで良かったかというとこれからだと思う」と述べ、地雷や空爆による不発弾の除去など国際社会の継続した支援が必要だと訴えました。

イージーニュース