スペインのカタルーニャ州で議会による一方的な独立宣言が可決されたことを受けて、中心都市のバルセロナでは独立に反対する人たちによる大規模なデモが行われ、市民の間でも分断が表面化しています。


スペイン北東部のバルセロナでは29日、州議会による一方的な独立宣言に抗議する人たちが中心部に繰り出し、大規模なデモを行いました。

デモには警察の発表でおよそ30万人が参加し、スペインの国旗を掲げながら「カタルーニャはスペインの一部だ」などと訴えて、スペイン人の誇りを表す歌を歌い街を練り歩きました。

参加した女性は「カタルーニャはスペインと一体だと訴えるために参加した。政府による自治権の停止はやむをえない措置だ」と話していました。

独立問題をめぐっては、スペイン政府が、一方的な独立宣言を主導したとしてプチデモン州首相を解任するなど、直接統治に乗り出しているのに対して、プチデモン氏の地元、ジローナなどでは、市民が独立を後押ししてスペイン政府に徹底抗戦する構えを見せています。

一方で、経済への長期的な影響を懸念する市民も多く、有力紙エルムンドが29日に伝えた最新の世論調査では、州議会で独立賛成派の政党を支持すると答えた人が42.5%、独立反対派の政党を支持する人は43.4%と、真っ二つに割れています。

この日のデモで、カタルーニャ州の市民の間でも分断が表面化した形で、事態は深刻さを増しています。

イージー・ニュース

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