今月、東京都内の外貨を両替できる店で、極めて精巧に偽造されたアメリカの100ドル紙幣が相次いで見つかったことがわかりました。偽の紙幣はこれまでに数十枚に上るということで、専門家が注意を呼びかけるとともに、捜査当局も確認を進めています。


関係者によりますと、今月中旬から下旬にかけて、東京・新宿区や台東区などの外貨を両替できる金券ショップ4か所で、偽のアメリカの100ドル紙幣が相次いで見つかりました。

わずかな手触りの違いに従業員が気付いたということで、紙幣の鑑定を行っている民間の「偽造通貨対策研究所」によりますと、見つかった偽の紙幣は数十枚に上ると見られています。

偽の100ドル紙幣は見た目は本物とほぼ同じですが、中央にある青い帯の模様の見え方がわずかに異なるほか、右下の図柄に紫外線をあてると黄緑色に変色することが確認されています。

外貨の両替を行う店では、紙幣のインクに含まれる磁気などから、機械で本物かどうかチェックしていますが、一部の機械はすり抜けてしまうということです。

アメリカの100ドル札は、偽造防止のための最新技術が施されたものが4年前から発行されていて、捜査当局も確認を進めています。

偽造通貨対策研究所の遠藤智彦所長は「極めて精巧な偽札で、気付いていない店も多くあると見られる。外国人観光客の増加で、日本でも外貨の両替が増えており注意が必要だ」と話しています。