アジアで最大規模の映画祭、東京国際映画祭が25日開幕し、国内外の俳優や映画監督らが華やかな衣装でレッドカーペットを歩き、ファンの歓声に応えました。


ことしで30回目となる東京国際映画祭は初日の25日、東京・六本木の会場でオープニングイベントが行われ、国内外の俳優や映画監督らが全長145メートルのレッドカーペットを歩き、詰めかけたファンの歓声に応えて手を振ったりサインをしたりしていました。

ことしは映画やドラマで活躍する橋本環奈さんが、若い人たちに映画の魅力を伝える大使を務め、橋本さんは「映画はいろいろな年代の人たちが楽しめるカルチャーなので、自分と同じ10代の人たちにも、もっと映画の魅力を伝えたいです」と話していました。

ことしの映画祭には最優秀賞を競うコンペティション部門に88の国と地域から1500本を超える作品の応募があり、この中から15本がノミネートされました。

このうち日本からは、アダルトビデオに出演している女性の日常を描いた瀬々敬久監督の「最低。」と、恋に揺れる女性の葛藤を描いた大九明子監督の「勝手にふるえてろ」の2つの作品がノミネートされています。
東京国際映画祭は来月3日まで開かれ、期間中、合わせて200本以上の映画が上映されます。


コンペティション部門に「最低。」がノミネートされた瀬々敬久監督は「今回の作品は特殊な世界を描いていますが、こんな華やかな映画祭にノミネートしていただいてうれしく思いますし、こうした場から新しいものが生まれたらいいと思います」と話していました。

「勝手にふるえてろ」がノミネートされた大九明子監督は「20年くらい前、映画学校の学生だった私は、この東京国際映画祭をとんがった批判的な目線で見ていました。今は出る側になり、こんな偉大な映画祭だったのかと驚いていますが、批判も含めてたくさんの人に見て感じてほしいです」と話していました。

また、この作品で主演を務めた松岡茉優さんは「私が演じた主人公の女の子はおとなしくて、こんな華やかな場に来たらドキドキしてしまうと思いますが、私はとてもすてきな作品に出演させていただいた身としてレッドカーペットの上を自信を持って歩きます」と話していました。