大気汚染など公害原因で約900万人が死亡 米英の専門家ら発表

環境問題の専門家で作る研究グループは、おととし1年間に大気汚染などの公害が原因で死亡した人が世界でおよそ900万人に上ると見られるという分析結果をまとめ、国際社会に対策を急ぐよう呼びかけています。


これは、アメリカやイギリスなどの環境問題の専門家およそ50人で作る研究グループが19日、イギリスの医学雑誌「ランセット」に発表したものです。

それによりますと、おととし1年間に大気や水質、それに土壌の汚染などの公害が原因で死亡した人が世界でおよそ900万人に上ると見られるということです。これは飢餓や自然災害による死者よりも多いとしています。

また、公害が原因で死亡するケースはアジアやアフリカで目立ち、このうち、インドがおよそ250万人と最も多く、次いで中国が180万人余りと推定され、貧しい国ほど経済発展が優先されて公害が発生し多くの命が奪われていると指摘しています。

研究グループは「エイズや自然災害などに比べ公害は死を引き起こすものとして注目されてこなかったが、これは重大な問題だ」として、国際社会に対策を急ぐよう呼びかけています。


イージー・ニュース

空気くうき汚染おせんなどが原因げんいんで900万人まんにんくなる