第1次世界大戦中の1917年に生まれ、80年余りにわたって活躍し、ことし100歳を迎えたフランスの女優、ダニエル・ダリューさんが17日、亡くなりました。


ダニエル・ダリューさんは第1次世界大戦中の1917年、フランス南西部のボルドーに生まれ、14歳で映画デビューしました。美しい容姿と華麗な演技で一躍有名になりましたが、第2次世界大戦中はフランスがドイツの占領下に置かれる中、ドイツ人と芸術活動を続けたことで、厳しい批判を受けました。

1954年にはフランスの作家スタンダールの小説を映画化した「赤と黒」に出演し、夫がいながら別の青年と恋に落ちる女性を演じ、大きな反響を呼びました。
また2002年に公開された「8人の女たち」では邸宅で殺害された大富豪の男性の義理の母親役を80代半ばで演じ、犯人捜しの過程で次々に秘密が暴かれる男性の妻や娘役を演じた年下のベテラン女優たちをしのぐ熱演が日本でも話題になりました。

ダリューさんは最近まで仕事に熱意を持ち続け、ことし5月に100歳を迎えましたが、複数のフランスメディアによりますと17日、パリ近郊の自宅で亡くなったということです。

フランスのニッサン文化相はツイッターで「彼女の才能や寛大さはフランス映画をより輝かしいものにした」とコメントし、長年の功績をたたえています。