大西洋や地中海のクロマグロ 資源量が回復傾向

大西洋や地中海のクロマグロの資源管理を決めている国際機関は、この海域でのクロマグロの資源量が回復傾向にあるとして、現在の漁獲枠を50%以上増やせるという報告をまとめ、今後、具体的な漁獲枠の割り当てを検討することになりました。


EU=ヨーロッパ連合や日本などが参加して、大西洋と地中海のマグロの資源管理を決めているICCAT=「大西洋まぐろ類保存国際委員会」の科学委員会は、最新の資源状況などについての報告をまとめました。

それによりますと、東大西洋や地中海でのクロマグロの資源量は回復傾向にあるとして、現在、年間およそ2万3000トンとなっている全体の漁獲枠を、2020年には3万6000トンと、50%以上増やしても資源の回復には影響しないという内容になっています。

これを受けて、ICCATは来月14日からモロッコで開催する年次会合で、向こう3年間の漁獲枠を決めるとともに、国や地域別の割り当てを協議することになりました。

日本の漁獲枠は現在1931トンですが、このほかに地中海沿岸の国などから輸出されるものを含めて、日本で消費されるクロマグロのおよそ4割がこの海域で漁獲されているため、全体の漁獲枠が拡大されれば、日本の消費者へのマグロが増えることも予想されます。

イージー・ニュース

大西洋たいせいよう地中海ちちゅうかいのクロマグロがすこしずつえている