中国共産党大会始まる 習氏「社会主義の現代国家築く」

2017年10月18日 12時18分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

中国では、政策の基本方針などを決める5年に1度の中国共産党大会が18日から始まり、習近平国家主席は、党のトップの総書記として政治報告を行い、この5年間の成果について「多くの難題を解決し、歴史的変革を推進した」と総括したうえで、今後30年の努力で中国建国100年までに社会主義の現代国家を築くと強調しました。

中国共産党大会は、全国から共産党員の代表およそ2300人が参加して、日本時間の18日午前10時から北京の人民大会堂で始まり、習近平国家主席が党のトップの総書記として胡錦涛前総書記、江沢民元総書記も見守る中、政治報告を読み上げました。

この中で習総書記はまず、大会のテーマについて「中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のため、たゆまず奮闘する」などと位置づけました。そして、過去5年間について汚職の摘発や貧困対策など幅広い領域における成果を強調し、「長期にわたって解決したくてもできなかった多くの難題を解決し、歴史的変革を推進した」とみずから評価しました。

そのうえで「近代以来、長く苦しんだ中華民族は、立ち上がり、豊かになるところから強くなるという偉大な飛躍を迎えた」と述べました。

その一方、取り組むべき課題が多くあることも認め、「経済発展の質はまだ十分に高くはなく、イノベーションの能力もまだ強くはない。実体経済の水準はさらに引き上げる必要がある」としたうえで、今後30年の努力で中国建国100年までに社会主義の現代国家を築くと強調しました。

党大会は今月24日まで7日間にわたって開かれ、閉会日翌日の25日に2期目を迎える新しい習近平指導部が発足する見通しです。

北朝鮮が祝電 ぎくしゃくした関係 反映

北朝鮮の国営メディアは18日、中国共産党大会の開幕に合わせて、朝鮮労働党中央委員会の名義で祝電が送られたことを伝えました。
祝電では「中国共産党大会を熱烈に祝賀し、すべての党員と中国人民に温かいあいさつを送る。今回の大会が円満な成果を収めることを心から祈る」としています。

一方で、5年前の前回大会の際に北朝鮮が送った祝電に比べると、文面の長さは3分の1程度で、「兄弟的中国人民」とか「伝統的な中朝親善」といった文言も含まれておらず、北朝鮮による核・ミサイル開発を巡ってぎくしゃくしている両国の関係を反映したものと見られます。

官房副長官「さらなる関係改善を」

野上官房副長官は、記者会見で、「他国の政党活動に政府としてコメントすることは控えるが、わが国としても党大会の動きを注視している」と述べました。

そして、野上副長官は「いまや日中両国は、この地域の2つの大国として国際社会の平和と繁栄に大きな責任を共有しており、安定的な協力関係を築いていく必要がある。特に北朝鮮への対処については、北朝鮮の貿易の9割を占める中国と密接に連携していかなければならない」と述べました。

そのうえで、野上官房副長官は「日中間には、隣国ゆえの難しい課題もあるが、引き続き戦略的互恵関係の考え方のもと、懸案を適切に処理しながら、あらゆる分野での協力や国民交流を推し進めて、大局的な判断からさらなる関係改善に努めていきたい」と述べました。

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