長崎県の対馬で野生のカワウソが確認されたことを受けて、環境省が島全体を調査したところ、ユーラシアカワウソが生息していることがわかりました。専門家は絶滅したとされるニホンカワウソの可能性は非常に低いとしたうえで、韓国に生息していたユーラシアカワウソが海流に流されるなどして住み着いた可能性が高いとしています。


長崎県の対馬では、ことし2月、自動撮影のカメラにカワウソが写っているのが確認されました。国内で野生のカワウソの生息が確認されたのは、昭和54年以来、38年ぶりで、絶滅したとされるニホンカワウソの可能性があるのではないかと期待が高まり、環境省はことし8月末から6日間、島全体でフンなど痕跡がないか調査しました。

採取した複数のフンのDNAを調べた結果、韓国やロシアのサハリンに生息するユーラシアカワウソのオスが生息していることがわかりました。また、フンは同じカワウソのものの可能性が高いということです。このほか川の近くではカワウソのものと見られる幅5センチの足跡が複数見つかりました。

調査にあたった筑紫女学園大学の佐々木浩教授は「ニホンカワウソの可能性は非常に低いが、野生のカワウソの生息が確認できて喜んでいる。韓国の南の海岸や島ではカワウソが増えており、海流に流されるなどして住み着いたのではないか」と話しています。

環境省は、カメラを設置するなどしてさらに生態を調べることにしています。

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