国歌斉唱で選手起立せず 米副大統領がNFL観戦途中で退出

アメリカのペンス副大統領は、観戦に訪れたプロフットボールリーグ=NFLの試合で、一部の選手が国歌斉唱の際に起立しなかったことを「国への侮辱行為だ」と批判して、観戦を中断し退出したと発表し、国歌斉唱の起立をめぐるトランプ政権とNFLの対立が続いています。



アメリカのプロフットボールリーグ=NFLでは、人種差別への抗議として、試合前の国歌斉唱で起立せずに膝をつく行動が選手たちの間で広がっていますが、トランプ大統領は「国への侮辱行為だ」として起立しない選手を解雇するよう主張するなど非難を強めています。

こうした中、ペンス副大統領は8日、夫人とともに観戦に訪れた地元、中西部インディアナ州でのNFLの試合で一部の選手が国歌斉唱の際に起立しなかったことを受けて、観戦を中断し会場をあとにしたと発表しました。

ペンス副大統領は、声明で「トランプ大統領と私は、国歌や国旗を侮辱するいかなる出来事も認めない」として、起立しなかった選手を批判しました。

トランプ大統領もツイッターに「もし起立しない選手がいれば、退出するようペンス副大統領に頼んでいた」と書き込むなど、国歌斉唱の起立をめぐるトランプ政権とNFLの対立が続いています。

アメリカのメディアが行った世論調査では、起立しない選手の行動に反対と答えた人が賛成を上回る一方で、選手の解雇などを求めるトランプ大統領の言動に反対と答える人も賛成を上回っています。