中国で“ウルトラマン映画”公開 円谷プロは抗議

2017年10月01日 23時50分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

中国の会社が製作したウルトラマンの新作だとする映画が中国で公開されましたが、ウルトラマンのテレビ番組や映画を製作している円谷プロダクションは、キャラクターの使用を許可しておらず著作権の侵害に当たると抗議し、今後、さらなる物議を醸しそうです。

中国南部、広東省広州の会社は、「ドラゴンフォース、帰ってきたウルトラマン」というタイトルでウルトラマンの新作だとする映画を製作し、1日から中国国内で公開しています。
ウルトラマンが中国のロボットヒーローの敵として戦うという内容で、広州の映画館は親子連れでにぎわっていました。

映画の公開について、ウルトラマンのテレビ番組や映画を製作している円谷プロダクションは、キャラクターの使用を許可しておらず著作権の侵害に当たると公開前から抗議し、上映の差し止めを求めていました。

円谷プロダクションは「著作権を著しく侵害することは明白で、到底許されるものではない」とコメントし、今後、製作会社などを相手取り法的措置を取る方針です。
これに対して、中国の会社は「タイの会社が持つウルトラマンの海外での権利を得た。中国の最高裁判所でも権利を認める判決が出ており、合法だ」と主張し、今後、さらなる物議を醸しそうです。

監督「映画は合法」

映画の製作会社の王巍監督は「この映画は合法だ。ウルトラマンの映画はシリーズとして6部作り、新たなキャラクター像を作り上げていきたい」と話していました。

子どもと映画を見に来ていた30代の女性は「私は中国人なので、中国が作ったウルトラマンのほうがいい。版権も中国のものだと思います」と話していました。

歓迎の声がある一方 批判的な声も

中国では90年代にウルトラマンがテレビで放映され、人気のキャラクターになっています。

今回の映画の公開について、中国版ツイッターの「ウェイボー」上では、「上映が楽しみだ」などと歓迎する声がある一方で、「海賊版には反対だ」といった批判的な声も見られました。

小学生のときにウルトラマンを見てからの熱烈なファンだという中国南部、広東省広州に住む専門学校生の17歳男性は、今回の映画に懐疑的な立場です。
男性はウルトラマンの魅力について「人類を守るために戦い、不可能なことも可能にすることができると教えてくれました。私にとってのヒーローです」と話しています。
そのうえで、予告編を見た感想として「このウルトラマンは見た目がかっこ悪いし、ウルトラマンのイメージを覆して悪役にしている。ファンとしてはこの映画の上映には反対だ」と述べ、ファンの仲間の多くが不満を抱いていると話していました。

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