フランスの美術館に所蔵されている木炭で描かれた裸婦画が、イタリア・ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれ、名画「モナリザ」の制作に極めて深い関わりを持つ可能性があると、「モナリザ」を所蔵するルーブル美術館などが明らかにし、絵画史上の大発見になるか注目されています。


フランスのコンデ美術館のコレクションの1つで、15世紀後半から16世紀にかけてのものと見られる、木炭で描かれた裸婦画「モナバンナ」について、名画「モナリザ」を所蔵するルーブル美術館などの調査チームは28日、少なくとも一部はレオナルド・ダ・ヴィンチ自身によって描かれた可能性があると明らかにしました。

調査チームは、描写の特徴がダ・ヴィンチのものに似ているほか、モナバンナの左腕に添えられた右手の開き具合などが、ダ・ヴィンチが描いたモナリザとほぼ一致しているとしています。

さらに、この絵はモナリザとほぼ同じ大きさで、油絵用のキャンバスや板に転写したときの痕跡が残っていることから、油絵で描かれたモナリザの下絵となった可能性も含めて、その制作過程に極めて深い関わりを持つと指摘しています。

一方で、描かれた線の一部については右利きの人物によるもので、左利きだったダ・ヴィンチのものとは異なるとして、今後も慎重に調査するとしていますが、欧米メディアを中心に、「裸のモナリザが発見された」などと大きく伝えられていて、絵画史上の大発見になるか注目されています。