早実 清宮選手がプロ野球志望「成長させていただける球団に」

高校通算最多とされる111本のホームランを打った早稲田実業の清宮幸太郎選手が22日会見を開き、「年齢を重ねるうちに大きな夢に挑戦すべきという確信に至った」と述べ、プロ野球志望届を提出することを明らかにしました。


これは清宮選手が東京・国分寺市の早稲田実業で会見を開き明らかにしたものです。
清宮選手は「プロ野球志望届を提出することを決めました」と述べ、プロ野球を目指すことを表明しました。

清宮選手は高校1年で出場した夏の甲子園で2本のホームランを打つなど、高校通算最多とされる111本のホームランを打ち、高校卒業後の進路について、大学に進学するかプロを目指すのか、注目が集まっていました。

大学進学ではなくプロ野球を目指す理由について「年齢を重ねるうちに大きな夢に挑戦すべきという確信に至った。プロ野球の厳しさは十分理解しているが、より高いレベルに身を置き、努力したい。プロ野球が野球にいちばん集中できる環境だと思う」と述べました。

プロ野球で希望する球団について聞かれると「自分を厳しく指導していただき、成長させていただける球団に行きたいと思っています」と述べました。
さらに、交渉権を獲得した球団であればどこであっても入団する意志があるかを問われ「これから話を聞くということなので、まだちょっとわからないです」と話しました。

清宮選手をめぐってはプロ野球のほとんどの球団が1位での指名を検討していて、来月26日のドラフト会議で何球団が競合するのか注目されます。


「王さんの868本目指したい」

清宮選手はプロ野球で目標とする選手について、早稲田実業の先輩でプロ野球史上最多の通算868本のホームランを打ったソフトバンクの王貞治球団会長の名前をあげ、「王さんにお会いしたり昔のプレーをみたりして、憧れを持って野球をしていた。王さんの記録は目標となる数字なので、868本という記録を目指せるような選手になりたい」と話しました。

また「ホームラン王になることは、自分の中で一つの夢というか目標になっている」と述べて、日本を代表するホームランバッターになることをあげました。


将来は大リーグの夢も

今月カナダで行われた18歳以下のワールドカップを終えたあと進路について問われた清宮選手は「まだ決めていない」と答え、態度を保留していました。

そのうえで進路の選び方について「消去法はいやなので、自分が何をやりたいかをしっかり見つけて、いちばんいい選択をできればと思う」と話し、家族などと相談して決めたいとしていました。

また「海外の選手はみんな体も大きいし、球も速い。こういう人たちとやっていると楽しい。将来はこっちでやりたい」と大リーグでプレーする夢も語っていました。
22日の会見では、将来的な大リーグへの挑戦については「夢は大リーグで活躍するということですが、やはりプロの世界は厳しいので、簡単に口にできないと思っている。青写真は大きなものはあるが、目の前のことを一つ一つ自分の中でクリアしていきたい」と考えを述べました。


早実監督「どでかい選手に」

記者会見に同席した早稲田実業の和泉実監督は、数日前に清宮選手本人から決断を聞いたということで、「自分で決めたことでありその決断を尊重したい。これからは彼のいちファンとして送り出してあげたい」と話していました。

そして清宮選手について「練習もよくやるし、人の話もよく聞き、自分で消化するタイプ。本当に純粋で野球が大好きな高校生です。この3年間指導してきて、特に、キャプテンになってからの1年間は成長が著しく、ここまで自分のことよりチームのために動けるのかと高校生の可能性を感じさせられる選手でした」と話していました。

その上で、「高校入学当初は80本のホームランを打ちたいと言っていたのが111本。私としては30本、40本打てばすごいなと思っていた。プロ野球では難しい局面もあると思うが、どでかい選手になってくれることを期待したい」とエールを送っていました。


早くから注目集め

清宮幸太郎選手は東京出身の18歳。
身長1メートル84センチ、101キロと大型の内野手です。
父親はラグビーの指導者でヤマハ発動機監督の清宮克幸さんです。

清宮選手が野球を始めたのは9歳で、平成18年の夏の甲子園の決勝、早稲田実業と駒大苫小牧高校の試合を観戦したことがきっかけでした。
中学1年生のとき、少年野球の世界大会で優勝。
すでに身長が1メートル80センチを超え、ホームランを連発する姿に当時から注目を集めていました。

早稲田実業に進み、1年生からレギュラーをつかんで初めて夏の甲子園に出場し、2本のホームランを打ちました。
この年の18歳以下のワールドカップの日本代表にも選ばれ、1年生ながら中軸を任されました。
3年生になるとキャプテンを任され、春のセンバツに出場しました。

夏の西東京大会では準々決勝の八王子高校戦で107本目のホームランを打ち、高校通算最多とされていた数字に並びました。
決勝まで進みましたが、東海大菅生高校に敗れて甲子園出場は果たせませんでした。

ことし9月にカナダで開かれた18歳以下のワールドカップの日本代表にも選ばれ、4番・キャプテンとしてチームを引っ張りました。
この大会、日本は3位で目標だった世界一は逃したものの、清宮選手は2本のホームランを打ち高校通算のホームラン数を111本としました。


会見には130人の報道陣

清宮選手の会見にはテレビカメラ11台、およそ130人の報道陣が集まりました。会見は学校の昼休みの時間のおよそ30分間を利用して行われ清宮選手は学生服姿で臨みました。最初はやや緊張した面持ちでしたが、プロ野球志望を表明するときには、まっすぐ前を見据えてはっきりとした口調で話していました。そして、報道陣からの質問に対し、ひとつひとつ丁寧に答えていました。

イージー・ニュース

清宮きよみや選手せんしゅ高校こうこう卒業そつぎょうしたらプロぷろ野球やきゅう選手せんしゅになります」