クリーニングてん調査ちょうさ 25年以上ねんいじょう保管ほかんのケースも

2017年09月19日 17時50分

※1 8

全国ぜんこくの9わりちかいクリーニングてんすうげつ以上いじょうにわたってきゃくりにない品物しなものかかえ、なかには25年以上ねんいじょう保管ほかんつづけているケースもあるなど、長期間ちょうきかん保管ほかん余儀よぎなくされている実態じったい業界ぎょうかい団体だんたい調査ちょうさでわかりました。

この調査ちょうさは、クリーニングてん業界ぎょうかい団体だんたいはじめておこない、全国ぜんこく427の事業者じぎょうしゃから回答かいとうました。

それによりますと、すうげつ以上いじょうにわたってきゃくりにない衣類いるい布団ふとんなどの品物しなもの保管ほかんしている事業者じぎょうしゃは、全体ぜんたいの87.4%にのぼりました。

このうち、保管ほかんしている品物しなものかずは10てんから19てんという事業者じぎょうしゃが27.2%でもっとおおかった一方いっぽう、200てん以上いじょう事業者じぎょうしゃも2.4%ありました。

また、保管ほかんしている期間きかんは、最長さいちょうで3ねんから5年未満ねんみまんが23.2%ともっとおおく、25年以上ねんいじょう長期間ちょうきかん保管ほかんしているとこたえた事業者じぎょうしゃも5.9%にのぼりました。

業界ぎょうかい団体だんたいでは、きゃく転居てんきょして連絡れんらくれなくなっても、あずかった品物しなもの勝手かって処分しょぶんできず、おおくのみせこまっているとして、あらたにポスターを7500まい作成さくせいし、きゃくにできるだけはやりをびかけるほか、くににも対応策たいおうさく検討けんとうもとめていくことにしています。

全国ぜんこくクリーニング生活せいかつ衛生えいせい同業どうぎょう組合くみあい連合会れんごうかい伊澤いざわまさるりょう副会長ふくかいちょうは「とく個人こじん経営けいえいみせでは保管ほかん場所ばしょこまって、部屋へやりたりしなければならなくなる。一定いってい保管ほかん期間きかんをすぎた場合ばあいにどういう対応たいおうができるか、行政ぎょうせいめていきたい」とはなしています。

「なるべくはやりにてほしい」

東京とうきょう新宿区しんじゅくくで、創業そうぎょうおよそ60ねんのクリーニングてんでは、利用者りようしゃあずけたままりにないシャツやジャケット、コートなどがおよそ100ちゃくのぼっています。

半年はんとし以上いじょうりにない場合ばあいには電話でんわ連絡れんらくしていますが、しなどで連絡れんらくがつかないケースもおおく、10年以上ねんいじょう保管ほかんしているものもあるということです。

こうした衣類いるい保管ほかんするためにスペースを確保かくほしなければならないうえに、なかには、後払ごばらいで料金りょうきん回収かいしゅうできないままになっているものもあるといます。しかし、ぬし承諾しょうだくずに処分しょぶんしてしまえば、その利用者りようしゃりにあらわれた場合ばあいにトラブルになるおそれもあるため、対応たいおう苦慮くりょしています。

クリーニングてん宮田みやた雅道まさみちさんは「おきゃくさまの衣類いるいなので、10年前ねんまえのものといえどもかえさなければならず、勝手かってには処分しょぶんできない。ただ、みせいそがしい時期じきになると、保管ほかんスペースにきがなくなり、支障ししょうたすので、なるべくはやりにてほしい」とはなしていました。

業界ぎょうかい団体だんたい 処分しょぶんためらう事業者じぎょうしゃおお

業界ぎょうかい団体だんたいによりますと、クリーニングてんあずけた衣類いるい布団ふとんなどの所有権しょゆうけん法律上ほうりつじょうあずけたひとにあるため、かり連絡れんらくることができなくなった場合ばあいでも、了解りょうかいずに処分しょぶんすることはできないということです。

また、事業者じぎょうしゃなかには会員かいいん登録とうろくなどのさいに、規約きやくなかに「一定いってい期間きかんをすぎた品物しなもの処分しょぶんする」と明記めいきし、まえもって理解りかいもとめているところもありますが、処分しょぶんしたあとできゃくが「らなかった」とわれるなどしてトラブルになることをけるため、実際じっさいには処分しょぶんをためらう事業者じぎょうしゃおおいということです。