ことし7月の九州北部豪雨や多発する局地的な大雨など異常気象や極端な気象現象との関連が指摘される地球温暖化について、将来の予測の精度を高めようと新たな機能を備えた気候変動観測衛星「しきさい」が完成し、14日に報道陣に公開されました。


「しきさい」は幅2.6メートル、高さ4.7メートルの気候変動観測衛星で最新の光学センサーを搭載し、これまで地球温暖化に影響するとされながら十分な観測ができなかった大気中の微粒子や陸上の植物の分布などのデータを長期的に観測することができます。

地球温暖化が進むとことし7月の九州北部豪雨や多発する局地的な大雨など、異常気象や極端な気象現象が起きる回数が増えると予測されていますが、現在の衛星を使った観測方法では将来の気温上昇や異常気象の頻度の予測には限界があるとされていました。

このため「しきさい」には最新の光学センサーが2つ搭載されていて「しきさい」がもたらす新たなデータによって、将来の予測がより正確に行えるようになると期待されています。

杢野正明プロジェクトマネージャーは「温暖化予測の幅はまだ大きい。国の政策にも関わる予測なので高精度の観測データを使って精度を上げていきたい」と話しています。

「しきさい」は今年度中にH2Aロケットで打ち上げられる予定です。

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地球ちきゅう温暖化おんだんか調しらべるためのあたらしい人工じんこう衛星えいせいができる