国連安保理 米「新たな制裁決議を」 中ロは慎重

2017年09月05日 04時29分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

北朝鮮による核実験を受けて、国連の安全保障理事会の緊急会合が開かれ、アメリカは近く北朝鮮に対して厳しい制裁を科す新たな決議案をまとめ、来週の採決を目指す考えを示しましたが、中国とロシアはこれまでの制裁を着実に実施すべきだという立場を繰り返し、双方が歩み寄れるのか予断を許さない情勢です。

国連安保理の緊急会合は北朝鮮が3日、6回目の核実験に踏み切ったことを受けて、日本、アメリカ、韓国に加えてイギリスとフランスの5か国が要請して行われました。

会合でアメリカのヘイリー国連大使は「これまでになく強い制裁を採択しなければならない。戦争は望んでいないが、われわれの忍耐も無制限ではない」と述べ、近く北朝鮮に対して厳しい制裁を科す新たな決議案をまとめ、今月11日の採決を目指す考えを示しました。
また日本の別所国連大使も「北朝鮮が深刻な結果を招く前に圧力をかけるべきだ。これまでの制裁は十分ではなくさらに強力な決議が必要だ」と述べ、強力な制裁を求めました。
新たな決議案をめぐって国連外交筋は北朝鮮が中国やロシアなどに派遣している労働者の制限や北朝鮮への石油の禁輸が議論される可能性があるとしています。

一方、中国の劉結一国連大使は「北朝鮮は朝鮮半島の非核化に向けた国際社会の取り組みを直視し、安保理決議を順守すべきだ」と述べたほか、ロシアのネベンジャ国連大使も「全会一致で採択された直近の決議を含め完全かつ包括的に実施されるべきだ」と述べ、これまでの制裁を着実に実施すべきだという立場を繰り返し、追加の制裁には言及しませんでした。

このため今後1週間で、制裁の強化を訴える日本やアメリカと、制裁に慎重な中国やロシアが歩み寄れるのか予断を許さず、激しい駆け引きが繰り広げられるものと見られます。

日本「制裁決議速やかに」 ロシアは慎重

緊急会合のあと、日本の別所国連大使は記者団に対し「安全保障理事会がとても強く北朝鮮の核実験を非難したのはよかった。アメリカは新たな制裁決議を速やかに採択するよう求めており、すぐに取りかかるべきだ」と述べました。
またロシアのネベンジャ国連大使は記者団に対し「これまで北朝鮮への制裁はうまく機能しなかった。新たな制裁を加えようがそれだけで北朝鮮の非核化には結びつかない」と述べ、新しい制裁決議には慎重な立場を繰り返しました。

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