安倍総理大臣は、日本を訪れているイギリスのメイ首相と会談し、北朝鮮への圧力を一層強化していくことや、中国にさらなる役割を果たすよう求めていくことで一致し、こうした趣旨を盛り込んだ共同声明をまとめました。


安倍総理大臣は、31日午後5時半前から、東京・元赤坂の迎賓館で、就任後初めて日本を訪れているイギリスのメイ首相とおよそ1時間会談しました。

会談で、安倍総理大臣とメイ首相は、北朝鮮への圧力を一層強化していくことや、中国にさらなる役割を果たすよう求めていくことで一致し、こうした趣旨を盛り込んだ共同声明をまとめました。

共同声明では、日英両国は、北朝鮮による弾道ミサイル発射の脅威に対抗するため、国連安全保障理事会でさらに厳しい制裁措置を盛り込んだ新たな決議を採択することを含め、圧力強化に向けて、国際社会とともに取り組んでいくことに合意したとしています。

また、会談では中国が海洋進出を強めている東シナ海や南シナ海の情勢についても意見が交わされ、力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致し、法の支配に基づく国際秩序の維持のために、緊密に連携していくことを確認しました。

そして、安全保障分野での協力について、自由で開かれたインド太平洋を確保するため、両国の協力関係をさらなる高みに引き上げるとして、今後、共同訓練や防衛装備品の技術協力などで具体的な協力を進めていくことを確認しました。

一方、安倍総理大臣は、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱に関連し、メイ首相に対し、日本企業への影響を最小化するため、離脱交渉における透明性や予見可能性を確保するよう求めました。

これに対し、メイ首相は「日本企業の声に耳を傾けて、円滑で、秩序だった移行を実現していく」と述べ、両首脳は、EU離脱後の経済関係の強化に向けて両国が緊密に連携していく方針を確認しました。

さらに、両首脳は、2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、テロ対策やサイバー分野でも協力していくことで一致しました。

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