広陵 中村 またホームラン 大会最多記録を更新

2017年08月22日 11時10分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

夏の全国高校野球、22日の準決勝の第1試合で、広島の広陵高校の中村奨成選手が2本のホームランを打って今大会のホームラン数を6本としました。中村選手は、昭和60年の67回大会でPL学園の清原和博さんがマークした5本を上回り、大会記録を32年ぶりに更新しました。

準々決勝までに4本のホームランを打ち、大会記録まであと1本に迫っていた中村選手は、準決勝の1回の第1打席でツーランホームランを打ち昭和60年に清原さんがマークした大会記録の5本に並びました。そして、5回の第3打席でこの試合2本目のホームランとなるソロホームランを打ちました。

これで中村選手の今大会のホームラン数は6本となり、清原さんの記録を上回り、大会記録を32年ぶりに更新しました。また、中村選手はこの試合で7打点を挙げて今大会の個人の通算打点を17とし、平成20年の90回大会で大阪桐蔭高校の萩原圭悟選手がマークした15打点を上回り、大会記録を更新しました。

中村「記録は意識していなかった」

中村奨成選手は第1打席に打った大会記録に並ぶツーランホームランについて「打った瞬間は『並んだな』と思ってうれしかったですが、チームとして先制点を取れたことのほうがよりうれしかったです」と振り返りました。

そして、記録を更新する6本目のホームランとなった5回のソロホームランについては「記録は意識していませんでした。どうしても同点に追いつきたい場面だったのでそういう場面で1本が出てよかったです」と話していました。

清宮「日本代表でもどんどん打ってほしい」

早稲田実業の清宮幸太郎選手は、広陵高校の中村奨成選手が甲子園の大会通算のホームランを6本として個人の大会記録を更新したことについて、「どうなるかなと思っていたが、きょうも2本打って記録を塗り替えてすごいと思った」と感心していました。そのうえで、「日本代表に来てからもどんどん打ってほしい」と期待していました。

解説者「うまくボールをバットに乗せている」

広陵高校の中村奨成選手のバッティングについて、準決勝の第1試合を担当したNHK高校野球解説の杉本真吾さんは「うまくボールをバットに乗せて打てていることと、ミートポイントまで、むだなく最短距離でバットを出せていることがホームランを打てている要因ではないか。無理に大きな当たりを狙うのではなく、ヒットの延長戦上にホームランが出ているように見える」と話し、その技術の高さを評価していました。そのうえで、「期待がかかるなか、記録を更新し、技術力もさることながら、タフな精神力はみごとだ。あすの決勝でもあと2本くらいホームランを打つのではないか」と話していました。

32年間破られなかった記録

これまでの大会記録はプロ野球の西武や巨人などで活躍した清原和博さんが当時、PL学園の3年生として昭和60年の67回大会でマークした5本でした。

その後、数々のホームランバッターが甲子園に出場しましたが、清原さんの記録に並ぶ選手は現れませんでした。

巨人や大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんは、平成3年の73回大会に石川の星稜高校の2年生として出場し、ベスト4まで進んだものの、この大会でのホームランは1本でした。3年生で出場した74回大会では2回戦で5打席連続敬遠と勝負をしてもらえずチームは敗退し、この大会ホームランはありませんでした。

DeNAで活躍する筒香嘉智選手は横浜高校の2年生として出場した90回大会で3本のホームランを打ちましたが、3年生では甲子園に出場できませんでした。

大阪桐蔭高校で平成17年の87回大会に出場した中日の平田良介選手と、青森の光星学院で平成24年の94回大会に出場した阪神の北條史也選手など、清原さんの記録以降、3人の選手がいずれも4本のホームランを打ちましたが、あと1本が届きませんでした。清原さんの記録は高校球児にとって32年間、破られることができなかった高い壁でした。

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