米イージス艦事故 4か国合同で不明の10人捜索

2017年08月21日 18時58分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

アメリカ軍横須賀基地に配備されているイージス艦がマラッカ海峡でタンカーと衝突し、イージス艦の乗組員のうち5人がけがをし、10人の行方がわからなくなっていて、アメリカやマレーシアなど4か国が合同で捜索を続けています。

アメリカ海軍の発表によりますと、日本時間の21日午前6時24分ごろ、シンガポール付近のマラッカ海峡で、神奈川県の横須賀基地に配備されている第7艦隊所属のイージス駆逐艦「ジョン・マケイン」が、民間のタンカー「AlnicMC」と衝突しました。

この事故で、イージス艦の乗組員のうち5人がけがをし、10人の行方がわからなくなっていて、記者会見したマレーシア当局によりますと、アメリカとマレーシア、そしてシンガポールとインドネシアの合わせて4か国が合同で捜索を続けています。

NHKの取材班が海上で撮影した映像では、イージス艦の左舷側の後方、海面に近い部分が内側に大きくへこんでいるのが確認できます。
イージス艦は浸水しているということですが、自力で航行してシンガポールの港に到着し、軍の関係者が被害の状況を調べています。

「ジョン・マケイン」は今月10日、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)の、中国が造成した人工島の周辺で行われた「航行の自由作戦」に参加したばかりで、事故が起きた時はシンガポールの港に向かっていたということです。

アメリカ海軍の艦艇をめぐっては、ことし6月にも同じイージス駆逐艦の「フィッツジェラルド」が静岡県沖でコンテナ船と衝突し、乗組員7人が死亡しています。

横須賀の市民グループ 再発防止など求める

アメリカ海軍横須賀基地に配備されているイージス艦が、タンカーと衝突したことを受けて、横須賀市の市民グループは、ことしに入って事故が相次いでいることから、安全な運航体制の構築や再発防止を求めるコメントを発表しました。

横須賀基地のイージス艦をめぐっては、ことし1月に横須賀市の沖合で停泊中に浅瀬に接触して油が流出する事故があったほか、6月には静岡県の伊豆半島沖でコンテナ船と衝突し、乗組員7人が死亡しています。

事故が相次いでいることに対し、横須賀市の市民グループはアメリカ海軍に具体的な事故原因や再発防止体制の公表を求めるコメントを発表しました。その中では「連続してイージス艦の衝突事故が起こったことは遺憾であり、安全運航体制に根本的な疑問を抱かざるをえない。衝突事故が、より過密な東京湾で起こったらより重大な事態となりかねない」と指摘しました。

そのうえで、アメリカ海軍にはこれまでと今回の事故の具体的な事故原因や再発防止体制の公表などを求めています。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。