九州北部豪雨から2週間 長期的医療や心のケアが課題に

2017年07月19日 06時16分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

記録的豪雨に見舞われた大分県日田市では豪雨から19日で2週間が経過し、ほかの地域から派遣された医療チームが現場を離れる中、住民の中には不眠や不安を訴える人が増えていて、長期的な医療や心のケアが課題となっています。

今回の記録的豪雨で被害が大きかった日田市の山あいでは、以前から、医師不足が課題となっていて、大規模な土砂崩れが起きた小野地区には、およそ900人が住んでいますが病院や診療所は一つもありません。

こうした中、市内には今回の豪雨災害を受けて大分市内などから延べ50人以上の医師や看護師が派遣され、治療や病気の予防にあたってきましたが、避難者の減少とともに現場を離れています。今後は地元の医師や保健師が中心となって、被災した人の治療や心のケアにあたらなければなりません。

大鶴地区にある診療所の院長、井上一郎医師は、医療機関の受診が難しい高齢者などへの巡回診療を強化することにしました。井上医師によりますと、豪雨から19日で2週間となるのを前に、体調不良を訴える患者が増えてきていると感じています。避難生活での疲れや自宅に戻った人でも先行きの不安で、不眠や不安を訴える人が増えているということです。井上医師は「住民が抱える悩みをどれだけ取り除けるか介護の事業者などとも連携しながら、一人一人おろそかにせず見ていくしかない」と話していました。

大分県は、災害後の地域医療を支えるため医療機関だけでなく、介護や福祉の関係機関とも情報を共有しながら長期的な視点での取り組みが必要だとしています。大分県西部保健所の池邉淑子所長は「地元の医師会や看護協会などとの協力が不可欠になってくる。今後もっと長期的な視点で介護予防や健康被害の未然防止について考えていきたい」と話しています。

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