南極大陸から、三重県の面積とほぼ同じ大きさの氷の塊が分離して観測史上最大級の氷山になったことがわかり、観測したイギリスの研究グループは「巨大な塊が分離したことで、南極大陸のほかの部分の氷が不安定になって、海に流出し、海面上昇につながる可能性がある」と指摘しています。


観測を行ったイギリスのスウォンジー大学の研究グループによりますと、南極大陸から氷の塊が分離したのは「ラーセンC」と呼ばれる棚氷の一部です。

棚氷は、陸から海の上に張り出した巨大な氷の塊のことで、研究グループが人工衛星などの映像を分析した結果、今月10日から12日にかけて、この棚氷の一部が分離して、氷山になったことが確認されたということです。
氷山の面積は、5800平方キロメートルと、三重県の面積とほぼ同じで、重さは1兆トンを超え観測史上最大級だということです。

「ラーセンC」では、ことし1月から氷の亀裂が急速に拡大しているのが確認され最終的には、200キロ以上に達したということです。
この氷山について、研究グループはもともと、海に浮いた状態だったので分離したことで海面が上昇するわけではないとしています。

ただ、「巨大な塊が分離したことで、南極大陸のほかの部分の氷が不安定になって、海に流出し、海面上昇につながる可能性がある」と指摘し、今後も観測を続けていく必要があるとしています。

イージー・ニュース

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