水害にあったときどうするか

九州北部の記録的な豪雨では、各地で崖が崩れたり、道路や住宅が水につかったりするなどの被害が出ています。水害にあった時にどうすればいいのでしょうか。
全国のNPOやボランティア団体などで作る「震災がつなぐ全国ネットワーク」は浸水被害からの生活再建に活用してもらおうと「水害にあったときに」という手引きをホームページなどで公開しています。
手引きでは、やるべきこととして7つの項目をあげています。



(1)被害状況を写真に撮る

写真は市町村から、り災証明書を取得するときに役立ちますし、保険金の請求にも必要です。その際、「家の外をなるべく4方向から、浸水した深さがわかるように撮る」ことや「室内の被害状況がわかるように撮る」ことが重要だということです。


(2)施工会社・大家・保険会社に連絡

浸水の状況などを伝えます。火災保険や共済に加入しているときは、担当者に連絡します。火災保険に加入している場合は、水害による被害も適用される可能性があります。
どの火災保険に入っているかわからない時は、自然災害損保契約照会センター(電話:0120-501331)に無料で問い合わせができます。


(3)り災証明書の発行を受ける

役所に浸水したことを申し出ると被害の調査が行われ、り災証明書が発行されます。後で公的な支援を受けるために、市町村からり災証明書の発行を受けることが必要です。

災害が大規模になると、発行までに1か月以上かかることもあります。


(4)ぬれてしまった家具や家電をかたづける

畳や布団、木製の棚などはぬれると再び使うことが難しくなります。ただ、ふすまやエアコンの室外機、食器などは乾かせば使える可能性があります。

携帯電話は電源を入れずに電池、SIMカード、SDカードを外して保管。最寄りの携帯店に相談します。

自動車や農機具はエンジンをかけずに修理工場に連絡し、しばらく乗らないときは盗難防止のため、車検証とナンバーを外しておくことが必要です。

また、汚れた現金は、一定の条件で新しいお金に交換してもらえます。災害の時は通帳や印鑑がなくても支払いに応じる場合がありますので、取引銀行に相談してください。


(5)床下の掃除・泥の除去など

ぬれた家をそのままにしておくと後からカビや悪臭が発生して、生活に支障が出る可能性があります。まずは床下を確認。そして泥をかき出して消石灰や逆性石けんで消毒します。

床や壁、天井などに消毒用エタノール(80%溶液)をスプレーし、ぞうきんで拭き取ります。換気をよくして火気を使わないようにします。

しっかり乾燥させるには最低1か月ほどはかかるそうです。


(6)掃除するときの服装

ヘルメットやタオル、マスクの着用は重要。手にはゴム手袋、足は長靴でくぎなどの踏み抜き防止のためソールが厚いものだと安心です。基本的には肌の露出を避けます。

また、今の時期は暑いので熱中症などにならないよう保冷剤を首に巻いたりして、水分補給を忘れないようにすることが大切です。


(7)復旧のまえに確認すること

水害の後にブレーカーが落ちていたら漏電しているかもしれないので電力会社に相談します。水道の復旧直後は、水が汚れている場合があるのでしばらく流します。井戸水は、水質検査が終わるまでは飲まないようにします。


「震災がつなぐ全国ネットワーク」の松山文紀事務局長は「いま避難している被災者の方は、これからどうなるのか、何をしなければいけないのかということが一番不安だと思う。少しでも先が見えるような情報を提供することで、不安を取り除き、次に進むための助けになれば」と話しています。

簡易版の手引きはこちらの「震災がつなぐ全国ネットワーク」のブログで見ることができます。http://blog.canpan.info/shintsuna/

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