東京・品川区の大井ふ頭に貨物船で運び込まれたコンテナからアリ1匹が見つかり、専門機関で分析した結果、強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」と確認されました。


東京都によりますと、今月3日、大井ふ頭で、業者がコンテナの点検作業中にアリ1匹を発見し、環境省関東地方環境事務所に通報して専門機関が分析した結果、このアリが「ヒアリ」だと確認されたということです。

このコンテナは、中国の港を出た貨物船に積み込まれ、香港で別の貨物船に積み替えられて先月27日に大井ふ頭に運び込まれ、荷主によって内部の積み荷が取り出されたあと、返却されたものだということです。

都によりますと、コンテナから見つかったのは1匹だけで、これまでのところ、アリに刺されたり健康被害を訴えたりしている人はいないということです。

ヒアリはことし5月、神戸港に陸揚げされたコンテナから国内で初めて見つかり、このコンテナは中国・広東省の南沙港を出た貨物船に積み込まれたことが分かっていますが、今回のコンテナは南沙港から30キロほど離れた三山港で積み込まれていて、貨物船は大井ふ頭を出港したあと、先月28日から今月1日の間に横浜、千葉、名古屋、大阪、神戸の港に寄港して、台湾に向かったということです。

都は、大井ふ頭にアリを殺す「ベイト剤」と呼ばれる毒入りの餌を置くなどして拡散を予防するとともに、港湾関係者などに注意を呼びかけています。


国内でヒアリの確認は今回で5例目に

強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」は、ことし5月、中国から神戸港に陸揚げされ、兵庫県尼崎市に運ばれたコンテナの中で見つかって以降、神戸港や名古屋港、それに大阪港で相次いで確認されました。
国内でヒアリが確認されたのは今回で5例目です。

このうち、大阪港と尼崎市では女王アリも確認され、環境省は、見つかった場所で繁殖していた可能性もあると見ています。

環境省によりますと、大井ふ頭では女王アリはこれまでのところ確認されていないということです。
環境省は、ヒアリが大井ふ頭のほかのコンテナからも見つかるおそれがあるとして、現地に専門家や職員を派遣して調査を進めることにしています。

イージー・ニュース

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