藤井ふじい四段よだん 連勝れんしょうまるもタイトル獲得かくとく最年少さいねんしょう記録きろく更新こうしんなど期待きたい

2017年07月03日 04時59分

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将棋しょうぎ最多さいた連勝れんしょう記録きろくを30ねんぶりに更新こうしんした中学ちゅうがく年生ねんせい藤井ふじい聡太そうた四段よだんが2にち公式戦こうしきせんはじめてやぶれました。連勝れんしょう記録きろくは「29」でまりましたが、藤井ふじい四段よだん今後こんごもタイトル獲得かくとく最年少さいねんしょう記録きろくなどを更新こうしんする可能性かのうせいがあり、つづ活躍かつやく期待きたいされます。

藤井ふじい四段よだんは、去年きょねん10がつ史上しじょう最年少さいねんしょうの14さい2かげつでプロ棋士きしとなったあと公式戦こうしきせん一度いちどけることなくつづけ、先月せんげつ26にち対局たいきょく連勝れんしょう記録きろくを「29」にばして、神谷かみや広志ひろしだん昭和しょうわ62ねん達成たっせいした28連勝れんしょう最多さいた連勝れんしょう記録きろくを30ねんぶりに更新こうしんしました。

しかし、2にち東京とうきょう将棋しょうぎ会館かいかんおこなわれた竜王りゅうおうせん挑戦者ちょうせんしゃめる「決勝けっしょうトーナメント」の2回戦かいせんで、若手わかて強豪きょうごう佐々木ささき勇気ゆうき五段ごだん(22)にやぶれ、30連勝れんしょうはなりませんでした。デビューせんからつづけてきた藤井ふじい四段よだんにとって公式戦こうしきせんはじめてのけとなり、同時どうじに、デビュー1年目ねんめにして期待きたいされていたことしの竜王りゅうおうせんへの挑戦ちょうせんのがしました。

一方いっぽう藤井ふじい四段よだんはこれまで連勝れんしょうつづけるなかで、ほかのタイトルたいとるせんでも予選よせんすすんでいて、棋王きおうせん挑戦者ちょうせんしゃめるトーナメントへの進出しんしゅつめているほか、王将おうしょうせんあきらおうせん予選よせんでもこますすめ、タイトルたいとるせん挑戦者ちょうせんしゃとなる可能性かのうせいのこされています。

将棋しょうぎタイトルたいとるせん挑戦者ちょうせんしゃとなった最年少さいねんしょう記録きろくは、屋敷やしき伸之のぶゆきだん(45)が四段よだんだった平成へいせい元年がんねん棋聖きせいせんへの挑戦ちょうせんめた17さい10かげつで、タイトルを獲得かくとくした最年少さいねんしょう記録きろくは、おなじく屋敷やしきだん翌年よくねん棋聖きせいになった18さい6かげつです。最年少さいねんしょうでプロ棋士きしとなった藤井ふじい四段よだんは、今後こんご、これらの記録きろく更新こうしんする可能性かのうせいがあり、連勝れんしょうはいったんまったもののつづ活躍かつやく期待きたいされます。

師匠ししょう杉本すぎもとだん「もっともっとつよくなって」

藤井ふじい聡太そうた四段よだん師匠ししょう杉本すぎもと昌隆まさたかだんは、対局たいきょくNHKのインタビューにこたえ、藤井ふじい四段よだん連勝れんしょう記録きろくまったことについて、「いつか連勝れんしょうまるもの。棋士きし人生じんせいはこれから何十なんじゅうねんつづきます。ここからが藤井ふじい四段よだん将棋しょうぎがスタートです。ひたすらつことだけをかんがえて、もっともっとつよくなってほしい」とエールをおくりました。

また、けた対局たいきょくについて「藤井ふじい四段よだんおおきなミスはなかった。佐々木ささき五段ごだん得意とくいかたちみ、そのままった展開てんかいといえる。経験けいけんたということだとおもう」と分析ぶんせきしていました。

そして、最年少さいねんしょうのプロ棋士きしとしてデビューしてから公式戦こうしきせんで29連勝れんしょうし、記録きろく更新こうしんしたこの半年はんとしかえり、「藤井ふじい四段よだんのおかげで、将棋しょうぎ新聞しんぶんやテレビでおおげられるようになり、これまで将棋しょうぎらなかったひとたちにも関心かんしんってもらえたようにかんじる。藤井ふじい四段よだんにはひとまずおつかれさまといたい」とはなしていました。

「これからの将棋界しょうぎかい群雄割拠ぐんゆうかっきょ

日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめい常務じょうむ理事りじつとめる森下もりしたたくだんは、「途切とぎれはしたが、29連勝れんしょうというのはとてつもない大記録だいきろくだ。かつてないほど社会しゃかい注目ちゅうもくあつまり、将棋しょうぎへの関心かんしんたかまったという意味いみでも、意義いぎのある連勝れんしょう記録きろくだった。AIとプロ棋士きしたたかいにも注目ちゅうもくあつまったが、やはり、人間にんげんひとひとちからくしてたたかうことに魅力みりょくかんじることがあらためてわかった」と連勝れんしょう記録きろくかえりました。

そして、「これからの将棋界しょうぎかいは、まさに群雄割拠ぐんゆうかっきょだ。藤井ふじい四段よだんまえちふさがった佐々木ささき勇気ゆうき五段ごだん増田ますだ康宏やすひろ四段よだん、それに藤井ふじい四段よだんといった若手わかて俊英しゅんえいが、羽生はぶ善治よしはる三冠さんかん渡辺わたなべあきら二冠にかんといった有力ゆうりょく棋士きし挑戦ちょうせんする戦国時代せんごくじだい突入とつにゅうする。将棋しょうぎってたのしめるのが一番いちばんだが、将棋しょうぎらないひとも、こうした棋士きしたちの将棋しょうぎへのひたむきな姿勢しせいたたかいをてほしい」とはなしていました。

自分じぶんのペースで実力じつりょくをつけて」

東京都内とうきょうとないひらかれた、藤井ふじい聡太そうた四段よだん対局たいきょく大盤おおばんもちいて解説かいせつするイベントで解説かいせつにあたった阿久津あくつ主税ちからだんは、「藤井ふじい四段よだん連勝れんしょうは、さすがにいつまでもつづくとはおもっていませんでしたが、デビューせんからここまでつづいたことがすごいです。きょうは佐々木ささき五段ごだんつよかったのひとことで、序盤じょばんのリードをずっとひろげてっていました」と対局たいきょくかえりました。

そのうえで「中学生ちゅうがくせいでここまでのこまはこびができるのは相当そうとうすごいことで、藤井ふじい四段よだんには自分じぶんのペースで実力じつりょくをつけてほしい。いきおいのある若手わかててくるとたのしみもおおきくなり、たくさんのかた将棋しょうぎってもらえるきっかけになっているので、これからも将棋界しょうぎかいがれば」とはなしていました。