発がん性のあるアスベストが全国の公営住宅の少なくとも2万2000戸で使われていたことが明らかになった問題で、被害者の支援団体が行った電話相談に2日間で1000件を超える相談が寄せられました。中には、アスベスト特有のがん患者からの相談もあり、支援団体は今後、詳しく調べることにしています。


NHKと「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」が行った調査で、全国の公営住宅の少なくとも2万2000戸でアスベストが使われていたことがわかり、専門家は、アスベストを吸い込んだ可能性がある人が全国で23万人余りに上ると試算しています。

この問題を受けて、13日と14日の2日間、「患者と家族の会」が行った電話相談には、公営住宅に住んでいた人などからの相談が合わせて1049件寄せられました。

肺がんなどの健康被害が出ているのに原因が分からないという相談も10件以上あり、中には、アスベスト特有のがん「中皮腫」の患者からの相談も複数寄せられたということで、今後、詳しく調べることにしています。

「患者と家族の会」の鈴木江郎さんは「健康被害が出ている人については、生活環境を詳しく調べて、住宅のアスベストとの関係を調べたい。ただ、本来こうした作業は国や自治体が行うべきもので、公営住宅での被害がないかみずから調査すべきだ」と話していました。

イージー・ニュース

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