茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の施設で、作業員が被ばくした事故で、治療にあたっている放射線医学総合研究所が会見し、その後の検査で、作業員5人からはいずれも肺からプルトニウムが検出されなかったことを明らかにしました。原子力機構は事故当初の検査では、プルトニウムの値を過大に評価した可能性があるとしています。


今月6日、茨城県にある日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」の施設で、プルトニウムなどを含む放射性物質の粉末が飛び散った事故では、原子力機構が1人の肺からプルトニウム239が2万2000ベクレル計測されたと発表し、作業員5人を千葉市にある放射線医学総合研究所に搬送して治療を行っています。

放射線医学総合研究所は12日夜、記者会見し、作業員5人に対して3回から4回肺を検査した結果、いずれの人からもプルトニウムは検出されなかったことを明らかにしました。

その一方で、アメリシウムという別の放射性物質が検出された人がいたということです。アメリシウムはプルトニウムが核分裂したあとに発生した可能性があるとしていますが、検出された量や人数については明らかにしていません。
そのうえで、これまでのところ、5人に被ばくによる健康への影響は出ていないとしています。

プルトニウムが検出されなかったことについて、原子力機構は記者会見し、事故当初の検査では作業員の皮膚に残ったプルトニウムを検出したことで、過大に評価した可能性があると説明しました。

放射性物質を洗い流すのが結果として不十分だった可能性がありますが、原子力機構は医学的な措置を迅速に行うことを優先したとしています。

イージー・ニュース

「5にんはいからプルトニウムはつからなかった」