カタール 国交断絶で経済への影響拡大か

2017年06月06日 05時52分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

サウジアラビアなどが、対立するイランとの関係などを理由に、カタールと国交を断絶したことを受けて、カタールの外交団や国民は各国からの退去を求められているほか、航空機の運航も中止されるなど、人の往来や物流が滞り、経済への影響が広がるものと見られます。

カタールとの国交断絶を発表したのは、アラビア半島のサウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦、バーレーン、イエメンに加え、エジプト、それにインド洋の島国のモルディブの、合わせて6か国です。

断交の理由として各国は、カタールがサウジアラビアと対立するイランが支援する組織と関わっていることや、エジプト政府と対立するイスラム組織「ムスリム同胞団」と関係していることを挙げ、「テロ組織や過激主義者を支援している」などと主張しています。

各国の政府は、それぞれの国に駐在するカタールの外交団に対して48時間以内に退去するよう求めているほか、すべてのカタール人に対して14日以内に国外に出るよう、呼びかけています。

また、各国がカタールからの航空機や船舶による空港や港などの利用を禁止したことから、航空会社各社がカタールを発着する便の運航を相次いで中止したほか、カタール航空もサウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプトへの運航を取りやめました。このため、カタールやその周辺への人の往来や物流が滞るのは避けられない情勢で、経済活動への影響が広がるものと見られます。

カタール 食糧不足備えスーパーに長蛇の列

サウジアラビアやUAE=アラブ首長国連邦などがカタールと国交を断絶したことを受けて、カタール国内では5日、食料などが不足する事態に備え、スーパーマーケットに多くの市民が詰めかけ、長蛇の列ができました。

原油や天然ガスの輸出が主要産業となっているカタールは、食料品の多くを外国からの輸入に頼っており、特にサウジアラビアとの間には唯一陸の国境があることから、物流の主要なルートになっていました。サウジアラビアは、カタールとの国境を閉鎖すると発表しているほか、UAEも今後カタール向けの輸出を禁止すると発表しています。

カタール外務省は、今回の措置によって国内に暮らす人々への影響はないとしていますが、物流の混乱によって食料品などの生活物資が不足し価格が高騰することを懸念する声も上がっています。

ロシアとカタール 外相が電話会談

ロシア外務省によりますと、ラブロフ外相はカタールのムハンマド外相と5日、電話で会談し、サウジアラビアなどがカタールと国交を断絶したことをめぐって、意見を交わしました。電話会談はカタール側の提案で行われ、両外相は、アラブ世界での新たな緊張に深刻な懸念を表明しました。そのうえで、ラブロフ外相は、双方が互いの立場を尊重する対話を通じて意見の違いを乗り越えるよう、期待を示したということです。

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