タイが日本の新幹線の導入を前提に建設を計画している高速鉄道について、来週、両政府の閣僚が交わす覚書の内容が明らかになり、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用することで合意する見通しになりました。


タイ政府は、首都バンコクから北部の観光都市チェンマイを結ぶおよそ700キロの路線で日本の新幹線の導入を前提に高速鉄道の建設を計画していて、両政府の間で協議が進められています。

この計画をめぐって石井国土交通大臣が、来週、来日するタイのアーコム運輸相と覚書を交わすことになり、その内容が明らかになりました。

それによりますと、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用するとしていて、バンコクからおよそ400キロ離れた中間地点のピサヌロークまでを第1区間として工事を始め、この区間を先に開業させることにしています。

両政府は、年内に建設にかかる費用などを盛り込んだ調査結果をまとめ、建設に向けた最終的な判断を行うということです。

これまでの協議で、日本側は鉄道の安全性を確保するためにも専用のレールの採用を働きかけてきたことから、今回の合意はこうした意向が反映される形になります。

ただ、タイ側はコストをできるだけ低く抑えることや、乗客を増やすため沿線の開発でも協力を求めており、日本側がこうした要請にこたえられるかどうかが今後の課題となりそうです。

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