東京五輪・パラ マスコットは小学校の投票で決定

2017年05月22日 16時44分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

2020年東京オリンピック・パラリンピックのマスコットは、デザインを一般公募し、最終的には全国の小学校のクラスごとの投票で決めることになりました。

東京大会のマスコットをめぐっては、白紙撤回となったエンブレムの選考が不透明だったという批判を踏まえ、組織委員会が有識者による会議を重ねて、透明性のある選考方法を検討してきました。

22日は検討に関わった、慶應義塾大学大学院の夏野剛特別招聘教授やタレントの中川翔子さんなどが記者会見して、応募要項を発表しました。

それによりますと、応募資格は先月1日の時点で18歳以上。日本国籍を持っているか、日本在住の外国人とし、グループでの応募も可能で、18歳未満でも代表者が条件を満たしていれば応募できるとしています。

応募点数は個人・グループともに1作品限りとし、上下、左右、前後の6つの方向からのデザインに加えて、喜んでいる表情や競技をしている時などのポーズ、制作の意図などを記したプロフィールを提出するよう求めています。そして、ことし8月1日から14日まで、専用のインターネットサイトで受け付けます。

組織委員会によりますと、応募された作品は、審査で3つから4つの最終候補に絞り込まれ、全国の小学校のクラスごとに投票を行って、最も得票のあったデザインに決め、来年3月ごろに発表するとしています。また、来年夏ごろにはネーミングも決まる予定だということです。

会見した夏野剛さんは「小学生にとって、クラスで合意形成して投票するというのは、東京大会でしか経験できない一生に残るものなので、ぜひ先生にも協力してもらいたい」と話していました。

小学生の投票は過去に事例なし

東京大会の組織委員会によりますと、オリンピック・パラリンピックのマスコットは、最近の大会では、実績のある広告会社やデザイナーが参加するコンペなどで選ばれるケースが多いということです。

2012年のロンドン大会のデザインコンペでは、100を超える提案が出され、目が1つしかない銀色のロボットのようなマスコットが選ばれました。

去年のリオデジャネイロ大会では、審査の過程で子どもたちの意見が取り入れられたということですが、最終的にはコンペに勝ったデザイン会社が、ブラジルの豊かな自然をイメージした想像上の生き物をモチーフにしたマスコットに選んだということです。

一方、冬の大会では、2014年のソチ大会のマスコットは公募で選ばれました。

また、来年のピョンチャン大会では、組織委員会が業績などから選んだ会社にコンセプトを伝えてデザインを委託し、朝鮮半島に古くから伝わる神話に登場する動物がモチーフになりました。

組織委員会の担当者は、3年後の東京大会のように、一般公募で作品を募集し、最終的に全国の小学校のクラスごとに投票をおこなってデザインを決めるのは、過去に事例がないと話しています。

組織委員会では、マスコットを一般公募とすることや全国の子どもたちに投票を行ってもらうことで、大会への盛り上がりを全国に、各世代に広げていきたいという狙いがあります。

審査方法は7月までにまとめる方針

2020年東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会は、応募要項を発表したマスコットについて、ことし7月ごろまでに審査の方法などをまとめる方針を確認しました。

組織委員会は22日、3年後の東京大会のマスコットについて、一般公募とすることや、ことし8月1日から14日まで、専用のインターネットサイトで提案を受け付けるなど、応募要項を発表しました。

このあと審査の方法を検討する初めての会議が開かれ、はじめに座長を務める文化庁の宮田亮平長官が「キャラクター大国、日本から誕生するマスコットは関心が高く、どのように審査をするかは難しい問題だ。慎重を期して選考方法を考えたい」と話しました。

会議では審査を行うと無難な作品が残りやすい中で、いかに個性ある作品を選んでいくかが大切だといった意見が出されたということです。

組織委員会は、ことし7月までに会議を3回開き、どのような基準で絞り込んでいくかなど、具体的な審査方法をまとめる考えです。

会議のメンバーで車いすを利用している垣内俊哉さんは「障害者にもマスコットを選んでもらえるような方法を考えていきたい」と話していました。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。