FBI長官解任 トランプ大統領への批判高まる

2017年05月11日 05時13分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

アメリカのトランプ大統領はFBI=連邦捜査局のコミー長官を解任した理由について、「いい仕事をしていなかったからだ」などと説明しましたが、トランプ陣営とロシアの関係をめぐる捜査を逃れるのが目的ではないかとする批判が高まるなど、波紋が広がっています。

トランプ大統領は9日、FBIのコミー長官を解任し、司法省の幹部は、去年行われたクリントン元国務長官のメール問題の捜査をめぐるコミー氏の対応を問題視しました。

一方で、コミー氏はトランプ陣営とロシアの関係についても捜査していたため、野党・民主党は、解任は捜査を逃れるのが目的ではないかと批判を強めていて、与党・共和党内からも疑問視する声が出ています。

これに対し、トランプ大統領は10日、記者団に「コミー氏が単に、いい仕事をしていなかったからだ」と説明しました。

また、トランプ大統領はツイッターに、「コミー氏は共和・民主両党のほとんど、みんなの信頼を失っていた。物事が落ち着けば、彼らは私に感謝するだろう」と書き込み、反論しました。

しかし、アメリカメディアはコミー氏が最近、司法省の幹部に対し、ロシアをめぐる捜査を進めるための追加予算を求めていたとして、これが解任につながった可能性もあると報じ、トランプ大統領への批判が高まるなど、波紋が広がっています。

ホワイトハウス前で抗議集会

ホワイトハウスの前では10日、トランプ大統領がFBIのコミー長官を解任したことに抗議する集会が開かれました。

参加した男性の1人はNHKの取材に「非常に危険なことで、独裁主義への一歩だ」と批判しました。

また、女性の1人は「トランプ大統領こそ解任されるべきだ」と訴えていました。

「正しいときに正しい決断」

ペンス副大統領は10日、記者団に対し、「トランプ大統領はFBIへの信頼を取り戻すため、指導力を発揮した。正しいときに正しい決断をした」と述べ、擁護しました。そのうえで、ペンス副大統領はトランプ陣営とロシアの関係をめぐる捜査が解任の理由ではないと否定しました。

「大統領に選ばれた日から解任検討」

ホワイトハウスのサンダース副報道官は10日の記者会見で、「トランプ大統領はコミー氏に対する信頼を失い、大統領に選ばれた日から解任を検討していた」と述べ、ロシアをめぐる捜査を受けて突然、判断したことではないと説明しました。

そして、むしろ自分たちはロシアをめぐる捜査を完了させるよう促していると主張しました。ただ、野党・民主党が独立した捜査を行うため、特別検察官を任命するよう求めていることについては「必要だとは思わない」と述べました。

プーチン大統領「ロシアは全く関係ない」

ロシア国営通信によりますと、プーチン大統領は10日、アメリカのFBI=連邦捜査局のコミー長官の解任が米ロ関係に影響するかどうか、アメリカのテレビ局の記者に質問されたのに対し、「影響しない。ロシアは全く関係ない」と答え、あくまでもアメリカ国内の問題だと強調しました。

一方、ラブロフ外相はホワイトハウスでのトランプ大統領との会談のあとの記者会見で、コミー長官の解任について質問を受けたのに対し、「私の問題ではない」と述べ、不快感をあらわにしました。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。