2019ラグビーW杯 日本の対戦相手決まる

2017年05月10日 17時30分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

2019年に日本で初めて開かれるラグビーワールドカップの組み合わせ抽選会が京都市で開かれ、日本は、1次リーグのグループAで世界ランキング4位のアイルランド、5位のスコットランドなどと対戦することになりました。

組み合わせ抽選会は、京都市上京区の京都迎賓館で午後5時から始まり、日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチをはじめ、すでに出場を決めているチームのヘッドコーチなどが抽選を見守りました。

抽選は、安倍総理大臣や、レスリングの吉田沙保里選手などが行い、出場20チームが5チームずつ4つのグループに分かれて争う1次リーグの組み合わせが決まりました。

その結果、世界ランキング11位の日本はグループAに入り、4位のアイルランド、5位のスコットランド、現在予選が行われているヨーロッパ地区予選の1位、ヨーロッパ・オセアニアのプレーオフの勝者と対戦することになりました。

日本は、世界王者のニュージーランドや2位のイングランド、3位のオーストラリア、さらに南アフリカといった優勝経験のある強豪チームが入らないグループとなりました。

日本が入ったグループA以外は、次のようになっています。

グループBは、世界ランキング1位で史上初の3連覇を狙うニュージーランドと、世界7位で前回大会3位の南アフリカ、世界15位のイタリア、それにアフリカ地区予選1位、敗者復活最終予選優勝のチームが入りました。

グループCは、世界ランキング2位で優勝経験のあるイングランド、世界6位で準優勝3回のフランス、世界9位で前回ベスト4のアルゼンチン、それにアメリカ地区予選1位、オセアニア地区予選2位のチームが入り、実績と実力を兼ね備えた3チームがそろう厳しいグループとなりました。

グループDは、世界ランキング3位で前回準優勝のオーストラリア、世界8位のウェールズ、12位のジョージア、オセアニア地区予選1位、アメリカ地区予選2位のチームとなりました。

大会は2年後の2019年9月20日に開幕し、11月2日の決勝まで全国12の会場で行われます。

1次リーグは、20チームが、5チームずつAからDまでの4つのグループに分かれて争われ、各グループの上位2チームが準々決勝へ進みます。

日本は、前回大会では1次リーグで3勝を挙げながらグループ3位で敗退し、今回のワールドカップでは開催国としてベスト8以上を目標にしています。

ジョセフヘッドコーチ「弱いところはない」

1次リーグでアイルランドやスコットランドと同じグループに入った日本のジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「どのグループも弱いところはなく、大きなチャレンジになる。アイルランドは強いチームで、スコットランドにも前回の大会で勝てなかった。選手たちはワールドカップで戦うことを楽しみしている」と話しました。

また、来月、アイルランドと2試合戦うテストマッチについて「2019年に向けて相手の戦い方を理解するためのいい機会になると思う。若い選手を連れてくると思うがその戦力を見極める機会にもなる。日本の若い選手たちにとってもとてもいい機会だ」と重要性を強調しました。

そのうえで「日本でワールドカップが開催されること自体がエキサイティングだ。選手だけでなく、日本のファンがサポートしてくれるのを期待しているし、応援に来てくれることが成功の鍵にもなると思う」と話しました。

アイルランドとは

アイルランドは世界ランキング4位。

ワールドカップは9大会連続9回目の出場です。サッカーの代表とは異なり、ラグビーの代表チームは北アイルランドも含みます。

ワールドカップではベスト8が最高ですが、世界の強豪と互角の力があり、イングランドやスコットランド、ウェールズなどとともに作る「6か国対抗戦」では2014年と2015年に連覇を達成し、一時、世界2位までランキングを上げました。

去年とことし、ともにテストマッチ18連勝中だったニュージーランドとイングランドの連勝記録を止めたのもアイルランドです。

堅い守りに加え、セットプレーからの得点力が高いのが特徴で、前回大会では優勝候補の一角とされていましたが、キャプテンでロックのポール・オコーネル選手など主力にけが人が相次ぎ、準々決勝でアルゼンチンに敗れました。

チームの中心はスタンドオフのジョナサン・セクストン選手で、長い手足を生かした正確なキックやロングパスが持ち味の世界屈指の司令塔の1人です。

日本との対戦成績は、日本の0勝7敗で、来月には静岡と東京で日本とのテストマッチ2試合が予定されています。

今回のワールドカップでは初めてのベスト4進出を狙います。

スコットランドとは

スコットランドは、世界ランキング5位、ワールドカップは9大会連続9回目の出場です。

ラグビーの歴史は深く、今から146年前の1871年にイングランドと最古のテストマッチを行い、1対0で勝利しています。

ラグビー協会の登録選手数はおよそ5万人と日本の半数以下で、競技人口の少なさから人材不足に陥りながらも、粘り強く勝ち星を積み重ねて強豪としての実力を保っています。

派手さはないものの、攻守にバランスが取れた堅実な戦いぶりが特徴で、ワールドカップでも1991年イングランド大会の4位を筆頭に、2011年ニュージーランド大会以外はすべて決勝トーナメントに進出するなど安定した成績を残しています。

また、前回大会では、1次リーグで日本と同じグループBに入り、直接対決で45対10で勝ち、南アフリカに次ぐグループ2位で準々決勝に進出しました。

チームの中心は、ともにフォワードのリッチー・グレイ選手とジョニー・グレイ選手の兄弟です。

兄のリッチー選手はラインアウトなどの空中戦に強さを発揮し、弟のジョニー選手はチーム一のハードワーカーとしてスクラムを支えます。

キャプテンはグレイグ・レイドロウ選手。

前回大会では、日本戦で20得点をマークし、正確なプレースキックが持ち味です。

日本との対戦成績は、日本の1勝10敗です。

出場の20チームは

2019年のラグビーワールドカップ日本大会に出場するのは20チーム。

このうち、すでに決まっているのは12チームです。

南半球からは4チームです。世界ランキング1位、世界王者のニュージーランドは、9大会連続9回目の出場です。大会3連覇と史上最多4回目の制覇を狙う優勝候補の筆頭です。

前回準優勝、世界3位のオーストラリアも9大会連続9回目。5大会ぶり3回目の優勝を狙います。

前回3位、世界7位の南アフリカは7大会連続7回目の出場、2007年以来3回目の優勝を目指します。

前回ベスト4、世界9位のアルゼンチンは、9大会連続9回目です。

北半球からは8チームです。

世界2位のイングランドは、9大会連続9回目の出場。前回は開催地で初めて決勝トーナメント進出を逃し、今回はその雪辱を果たして2回目の優勝を目指します。

世界4位のアイルランドも9大会連続9回目、初のベスト4を狙います。

世界5位のスコットランドも9大会連続9回目の出場。初優勝を狙います。

世界6位のフランスも9大会連続9回目、これまで準優勝3回で悲願の初優勝を目指します。

世界8位のウェールズも9大会連続9回目の出場、第1回大会の3位が最高です。

世界11位の日本は9大会連続9回目の出場。開催国として悲願の準々決勝進出を目指します。

世界12位のジョージアは5大会連続5回目の出場。

世界15位のイタリアは、9大会連続9回目。出場を決めている12チームの中では、現在の世界ランキングは最下位ですが、前回大会でグループ3位に入り今回の出場権を手にしました。

まだ出場が決まっていない残りの8チームは、いずれも予選を勝ち抜いたチームとなり、オセアニア地区予選の1位と2位、ヨーロッパ地区予選の1位、アメリカ地区予選の1位と2位、アフリカ地区予選の1位、ヨーロッパ・オセアニアのプレーオフ1位、敗者復活最終予選の優勝チームとなります。

抽選の仕組み

1次リーグの組み合わせ抽選会では、出場する20チームが5チームずつ、AからDまでの4つのグループに分かれて戦う、1次リーグの対戦相手が決まります。

公平性が保たれるようにチームの実力に基づいて20チームが事前に5つのチーム群「バンド」に振り分けられています。

このうち、第1から第3までの上位の3つのバンドは、前回大会の成績をもとに予選を免除された12チームを世界ランキングで分けていて、第1バンドはワールドカップ3連覇を狙う世界1位のニュージーランドと、優勝1回の2位イングランド、優勝2回の3位オーストラリア、4位のアイルランドが入りました。

第2バンドには、世界5位から8位のチームが入り、スコットランド、フランス、優勝2回の南アフリカ、ウェールズとなっています。

第3バンドは、世界11位の日本を含むアルゼンチン、ジョージア、イタリアの4チームが入りました。

残る2つのバンドは、予選を突破して出場する残りの8チームを分け、第4バンドはオセアニア地区予選1位、ヨーロッパ地区予選1位、アメリカ地区予選1位、アフリカ地区予選1位の4チーム、第5バンドは、オセアニア地区予選2位、アメリカ地区予選2位、ヨーロッパ・オセアニアのプレーオフ1位、敗者復活最終予選優勝の4チームとなっています。

抽選では、AからDの各グループに、5つのバンドからそれぞれ1チームずつ選ばれます。

日本は、開催国枠によるシードなどの優遇がないため、決勝トーナメント進出の条件となる1次リーグ2位以内に入るためには、強豪との厳しい戦いを制することが求められます。

日本大会とは

ラグビーのワールドカップは、4年に1回開かれる15人制ラグビーの大会で、1987年に始まりました。

大会は、これまでに8回開かれていて、前回、2015年のイングランド大会には、世界の83の国と地域が予選に参加し、予選を勝ち抜いた20チームが本大会に臨んで世界一をかけて争いました。

大会の様子は、200以上の国や地域でテレビ放映され、海外からの46万人を含むおよそ250万人が観戦に訪れるなど、世界的なスポーツイベントとなっています。

優勝回数は、ニュージーランドが最多の3回、オーストラリアと南アフリカが2回、イングランドが1回と、8大会中7回も南半球のチームが優勝しています。

大会の開催地はこれまではラグビーの強豪国や伝統国ばかりでしたが、2019年に日本で行われる第9回大会は、日本はもちろんアジアで行われる初めてのワールドカップになります。

これはラグビーの「真の国際化」を訴えてきた日本側と、大会の運営側の思惑が一致したためで、そういった観点からも今回のワールドカップは今後に向けた大きな試金石とされています。

ラグビーのワールドカップ日本大会は、2年後の2019年9月20日に開幕し、11月2日の決勝戦まで全国12の会場でおよそ1か月半にわたって熱戦が繰り広げられます。

日本 過去の成績

日本は、今回が9大会連続9回目のワールドカップ出場です。

ニュージーランドとオーストラリアの共催だった1987年の第1回大会では3戦全敗でした。

続く1991年のイングランド大会では、1次リーグでジンバブエに52対8で勝利し、ワールドカップ初勝利を挙げました。

第3回、1995年の南アフリカ大会では、「オールブラックス」の愛称で知られるニュージーランドに17対145という歴代最多の失点記録で敗れ、強豪との大きな力の差が指摘されました。

このあとも、1999年から2011年の大会まで、出場はするものの1勝も挙げられない苦しい流れが続きました。

その歴史を大きく変えたのが、前回、2015年のイングランド大会でした。

日本は、エディー・ジョーンズヘッドコーチのもと、1次リーグの初戦で優勝2回を誇る強豪の南アフリカに34対32で競り勝ち、ワールドカップで24年ぶりの勝利を挙げました。

その後も、サモアとアメリカに勝って1次リーグで3勝を挙げましたが、勝ち点の差で及ばず、初の1次リーグ突破はなりませんでした。

ワールドカップの1次リーグで3勝を挙げながら、決勝トーナメントに進むことができなかったのは史上初めてで、日本の活躍が世界に大きな衝撃を与えた大会となりました。

日本のワールドカップ通算成績は、28試合で、4勝22敗2引き分けとなっています。

試合会場となるのは全国12の都市

2019年に日本で行われるラグビーワールドカップで試合会場となるのは全国12の都市です。

開催都市は、北から順に札幌市、岩手県と釜石市、埼玉県と熊谷市、東京都、神奈川県と横浜市、静岡県、愛知県と豊田市、花園ラグビー場のある大阪府と東大阪市、神戸市、福岡県と福岡市、熊本県と熊本市、大分県の合わせて12都市で、このうち7都市が県や府との共同開催となっています。

大会期間中は、これらの都市で合わせて48試合が予定され、開幕戦は2019年9月20日に東京・調布市の東京スタジアム、通称「味の素スタジアム」で、決勝戦は11月2日に神奈川県・横浜市の横浜国際総合競技場、通称「日産スタジアム」で行われます。

日本の試合会場など大会の試合の日程は、開幕まで2年前となることし9月中旬には決まる見通しです。

このほか、出場チームが大会期間中に滞在する「公認キャンプ地」には、全国37都道府県の90自治体から76件の応募があり、ことし夏ごろに候補地が選ばれる予定で、全国各地でワールドカップの盛り上がりを体験することができそうです。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。