2025年の万博を大阪で-立候補を届け出

2017年04月25日 05時07分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

政府は2025年の万博への大阪の立候補をBIE=博覧会国際事務局に届け出ました。今後、フランスなどとの間で誘致をめぐる駆け引きが活発になりそうです。

2025年の万博について、政府は大阪・此花区の夢洲を会場の候補地として立候補することを今月11日に閣議了解しました。

これを受けて、大阪府の松井知事、万博の誘致委員会の会長を務める経団連の榊原会長、それにフランス駐在の木寺大使は24日、フランス・パリのBIE=博覧会国際事務局を訪れ、ロセルタレス事務局長に立候補表明の文書を手渡しました。

2025年の万博には、すでにフランスがパリ周辺を会場の候補地として立候補しています。また、関係者によりますと、ロシアも立候補を検討しているということです。

立候補の届け出のあと、日本側とBIE側は共同記者会見を行い、松井知事は「相手のフランスは強敵だが、さわやかに戦い、全力を尽くしたいと改めて決意した」と述べました。
また、榊原会長は「直接、BIEに開催計画の趣旨を説明できたので、私たちの熱意が伝わったと思う。手応えは十分感じている」と述べました。

一方、BIEのロセルタレス事務局長は「大阪には1970年の万博を成功させた経験がある。経済界のトップが誘致委員会のトップについていることから日本の熱意を感じた」と述べました。

開催都市は来年秋のBIE総会で、加盟国による投票で決まります。今後、日本やフランスなどの間では、誘致をめぐる駆け引きが活発になりそうです。

大阪では歓迎の声

2025年の万博の誘致を大阪が目指していることについて、大阪・なんばでは歓迎する声が聞かれました。

大阪・八尾市の高校1年の女子生徒は「万博が大阪で開かれたら、とても行きたいです。今まで海外に行ったことがなく、大阪にいながら世界の国々の文化や技術を見られたらうれしいので、ぜひ誘致してほしい」と話していました。

大阪・堺市の49歳の女性は「街の経済も潤うし、誘致はいいと思います。フランスに勝ってほしいです」と話していました。

大阪・西成区の46歳の女性は「私は前回の大阪万博が行われた1970年の生まれなので、自分が生まれた年に行われた万博に親しみがあり、誘致されたらぜひ行ってみたい」と話していました。

このほか、大阪・鶴見区の29歳の男性は「万博は夢やロマンがあっていいと思います。壮大な計画ですが、ぜひ誘致してほしいです」と話していました。

最大のライバルはフランス

政府や大阪府が最大のライバルになると見ているのがフランスです。フランスは日本の立候補に先立って、去年11月、BIE=博覧会国際事務局に立候補を申請しました。

フランスの万博のテーマは「知識の共有、地球保護」で、日本の経済産業省によりますと、開催期間は2025年の5月1日から10月末までの半年間が想定されているということです。

フランスは会場の中心に直径130メートル近くの「地球」のオブジェを設置し、「Global Village」=「世界の村」というコンセプトを示したうえで、各国のパビリオンを「村」として位置づけて、つなげるという構想を示しています。

また、会場については「イル・ド・フランス」と呼ばれる、パリ周辺の地域の5つの地区を候補地として挙げていますが、メイン会場の場所は明らかにされていません。

フランスは万博の開催に合わせて、パリや近郊の鉄道網を新たに整備し、会場へのアクセスを向上させることも計画しているということで、万博の期間中、5000万人の来場者とおよそ3兆円の経済効果を見込んでいます。

日本政府の関係者などによりますと、フランスは来年秋のBIEの加盟国による投票に向けて、ヨーロッパ諸国やかつてフランスの植民地だったアフリカの国々などに働きかけを強めていると見られるということです。

また、パリは2024年のオリンピックに立候補していて、フランスにはオリンピックと万博を相次いで開催することで、国内の経済の活性化などにつなげたい思惑があるのではないかと日本政府の関係者は見ています。

今後の予定

政府と誘致委員会は、ことし6月からカザフスタンの首都アスタナで始まる万博の会場で大阪への万博誘致計画をPRするほか、おなじ6月にフランス・パリで開かれる予定のBIE=博覧会国際事務局の総会で、誘致に向けたプレゼンテーションを行うことにしています。そして、2025年の開催地は来年秋のBIE総会で各国の投票によって決まる見通しです。

※プログラムでふりがなをけっているので、 間違まちがっている場合ばあ いもあります。