仏大統領選-決選投票は予断許さない状況

2017年04月24日 12時03分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

23日に投票が行われたフランスの大統領選挙は、中道のマクロン前経済相と極右政党のルペン党首の2人が、来月の決選投票に進むことになりました。決選投票ではマクロン氏の優勢が伝えられていますが、今回2人に投票しなかった保守層や急進左派の支持者の動向は不透明で、予断を許さない状況です。

23日に投票が行われたフランス大統領選挙は開票作業が続いていて、内務省によりますと、集計率97%の時点で、中道でEU支持派のマクロン前経済相が852万票余りで得票率が23.86%、極右政党・国民戦線のルペン党首が765万票余りで21.43%で、2人が来月7日の決選投票に進むことになりました。

2人の主張は大きく異なっていて、マクロン氏がEU=ヨーロッパ連合との関係を強化し、移民や難民の受け入れに前向きであるのに対し、ルペン氏はEUからの離脱の是非を問う国民投票を実施するほか、移民を厳しく規制すると主張し、2人は真っ向から対立しています。

フランスの公共放送、フランス2によりますと、1回目の投票を終えた有権者を対象に行った調査では、決選投票でマクロン氏に投票すると答えた人が62%で、ルペン氏に投票すると答えた38%を大きく上回り、マクロン氏の優勢が伝えられています。

しかし、今回2人に投票しなかった有権者のうち、移民の受け入れに反対する保守層やEUに懐疑的な急進左派の支持者がマクロン氏の支持に回るのかは最後までわからず、決選投票の行方は予断を許さない状況です。

結果に反発の若者などがデモ 警官隊と衝突

フランスの大統領選挙で、中道で無所属のマクロン前経済相と、極右政党・国民戦線のルペン党首の2人が決選投票に進むことが確実になったと伝えられたことを受けて、23日夜、パリのバスチーユ広場には、この結果に反発する若者など数百人が集まり、デモを行いました。

若者たちは、反移民、反EUを掲げるルペン氏に対しては「反ファシズム」を訴え、経済相を務めたマクロン氏に対しては「反資本主義」を訴えていました。

さらに、若者の一部が暴徒化して警察と衝突し、車に放火したり、警察官に石を投げつけたりしたため、警察が催涙弾で応酬するなどして、少なくとも3人を拘束したということです。
また、若者2人がけがをしたということです。

フランス当局は、投票日直前の今月20日にパリ中心部で警察官3人が殺傷される銃撃事件が起きたことなどから、5万人の警察官や兵士を配置して警戒に当たっていて、現場では多くの警官隊が若者たちを取り囲み、ものものしい雰囲気に包まれました。

菅官房長官「動向を最大限注視」

菅官房長官は24日午前の記者会見で、「他国の選挙についてコメントすることは差し控えたいと思うが、いずれにせよ、大統領選挙の動向を今後しっかり注視していきたい。最大限注視しながら、選挙の行方を見据えていく」と述べました。

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