15歳の生活満足度-日本は国際平均より低い

2017年04月21日 04時06分 NewsWebEasy
仮名がなレベル

世界の15歳の子どもたちに生活に対する満足度を聞いたところ、日本の子どもたちは参加国の平均より低いという国際調査の結果がまとまりました。専門家は「日本では今も学歴社会の考え方が強いため、若者の充足感の乏しさにつながってるのではないか」と分析しています。

この調査はOECD=経済協力開発機構が世界の72の国と地域の15歳の子どもたちに初めて実施し、日本の高校1年生、およそ6600人を含む合わせて54万人が参加しました。

この中で、「生活にどのくらい満足しているか」について、0から10までの11段階で聞いたところ、日本の15歳の平均値は6.8でした。

これは、OECDの平均値の7.3を下回り、この問題を解答した47の国と地域のなかで、43番目でした。これに対し、平均値が高かったのは中南米の国々で、ドミニカ共和国が8.5、メキシコが8.3などとなっています。
また、欧米諸国もオランダが7.8、フランスが7.6などと高かった一方、韓国、台湾、香港などは日本より低い結果でした。

また、「テストへの不安」について聞いたところ、日本は56か国中、15番目に高くなりました。この中で、日本の子どもたちの81.8%が「学校で悪い成績をとるのではないかと心配になる」と回答し、OECD平均の65.7%を大きく上回りました。

このほか、学校に所属している意識について聞くと、日本の子どもたちは69か国中34番目となっていて、12年前と比べてその割合は低くなっていました。

これらの結果について、日本の調査にあたった国立教育政策研究所は「社会文化的要因を考慮して結果を見る必要がある」としています。

一方、青少年問題に詳しい千葉大学名誉教授の明石要一さんは「日本や東アジアはテストの結果で優劣が決まる学歴社会の考え方が今も強く、充足感の乏しさにつながってるのではないか。学校が再び、絆を作る場所になるよう学校行事などを含めて見直さなければならない」と分析しています。

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