神奈川県が世界的な版画家、棟方志功から40年以上前に購入した原画が、カラーコピーと見られるものに入れかわっていたことが分かり、県などは、盗まれた疑いもあるとして警察に被害届を出すことを検討しています。


これは神奈川県や、県が出資する「神奈川芸術文化財団」が記者会見して明らかにしました。

それによりますと、横浜市中区の「神奈川県民ホール」で使うどんちょうのデザインにするため、神奈川県は、昭和49年に棟方志功本人から「宇宙讃(神奈雅和の柵)」という、縦50センチ横65センチほどの原画を300万円で購入したということです。

京都府の業者がどんちょうを製作したあと原画はホールに戻され、館長室に飾られてきましたが、平成26年に鎌倉市の県立近代美術館で開かれた作品展に出品された際に「レプリカではないか」という指摘があり、美術館と財団が調べたところカラーコピーと見られることがわかったということです。

財団は関係者から話しを聞くなどしましたが、これまでのところ原画は見つかっていないということで、県や財団は盗まれた疑いもあるとして警察に被害届を出すことも検討しているということです。

神奈川県文化課の大場勇人課長は記者会見で「県民の信頼を大きく損ねたことを心からおわびします」と話していました。

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