本屋ほんや大賞たいしょう恩田おんだりくさん「蜜蜂みつばち遠雷えんらい」2回目かいめ受賞じゅしょうはつ

2017年04月11日 19時31分

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全国ぜんこく書店員しょてんいんたちが、いちばんりたいほん投票とうひょうえらぶ、ことしの本屋ほんや大賞たいしょうは、ピアノコンクールにいど若者わかものたちの姿すがたえがいた恩田おんだりくさんの小説しょうせつ蜜蜂みつばち遠雷えんらい」が受賞じゅしょうしました。恩田おんださんは、本屋ほんや大賞たいしょうでははじめてとなる2回目かいめ受賞じゅしょうたしました。

本屋ほんや大賞たいしょう毎年まいとし全国ぜんこく書店員しょてんいんたちが、いちばんりたいほん投票とうひょうえらしょうで、過去かこ受賞作じゅしょうさくは、いずれもベストセラーとなり、映画えいがやテレビドラマになるなど、影響力えいきょうりょくおおきいしょうとして注目ちゅうもくされています。

11にちよる東京とうきょう港区みなとく受賞作じゅしょうさく発表はっぴょうされ、ことしは恩田おんだりくさんの「蜜蜂みつばち遠雷えんらい」が受賞じゅしょうしました。

蜜蜂みつばち遠雷えんらい」は、日本にっぽん地方ちほう都市としひらかれる国際こくさいピアノコンクールに、さまざまな経歴けいれき若者わかものたちが挑戦ちょうせんする姿すがたえがいた作品さくひんで、ことし1がつには「文章ぶんしょう表現ひょうげんしづらい音楽おんがくや、才能さいのうという題材だいざい上手じょうずさばいて物語ものがたりにした」として、直木賞なおきしょう受賞じゅしょうしています。

作者さくしゃ恩田おんださんは仙台市せんだいし出身しゅっしんの52さいで、大学だいがく卒業後そつぎょうご生命保険せいめいほけん会社がいしゃなどにつとめながら執筆しっぴつ活動かつどうはじめ、平成へいせいねんに「六番目ばんめ小夜子さよこ」でデビューしました。青春せいしゅん小説しょうせつからミステリーまで、多彩たさいなジャンルをがける人気にんき作家さっかで、作品さくひんはテレビドラマや映画えいがにもなっています。

恩田おんださんは平成へいせい17ねんにも「よるのピクニック」で本屋ほんや大賞たいしょう受賞じゅしょうしていて、このしょうでははじめてとなる、2回目かいめ受賞じゅしょうたしました。

また、11にち翻訳ほんやく小説しょうせつ部門ぶもん大賞たいしょう発表はっぴょうされ、オランダの作家さっか、トーン・テレヘンさんの作品さくひんで、長山ながやまさきさんが翻訳ほんやくした「ハリネズミのねがい」が受賞じゅしょうしました。

恩田おんださん「やってきたこと間違まちがってなかった」

回目かいめ受賞じゅしょうとなった恩田おんだりくさんは「はじめて本屋ほんや大賞たいしょう受賞じゅしょうしたときは、ほかの文学賞ぶんがくしょう落選らくせんつづけていたころだったので、半信半疑はんしんはんぎだったことをおもしました。今回こんかいわたしが2かいいただいていいんでしょうかという気持きもちになりましたが、これまで一生懸命いっしょうけんめいやってきたことが間違まちがっていなかったともおもいました」と受賞じゅしょうよろこびをかたりました。

そして、「以前いぜんから音楽おんがく小説しょうせつきたいとおもっていたが、いざいてみると演奏えんそうのシーンはむずかしかったです。でも、音楽おんがく小説しょうせつ相性あいしょうがいいとおもっていましたし、読者どくしゃあたまなか音楽おんがくらすことはできたのではないでしょうか」と創作そうさく苦労くろうよろこびをかたっていました。

選考せんこう方法ほうほう

本屋ほんや大賞たいしょうは、全国ぜんこく書店員しょてんいんが、いちばんりたいほん投票とうひょうえらしょうとして、平成へいせい16ねんにスタートしました。

投票とうひょうでは、書店員しょてんいんが1にん作品さくひんえらんで投票とうひょうし、ことしは全国ぜんこく446の書店しょてんの564にん投票とうひょうによって、上位じょうい10作品さくひんがノミネートされました。

つづく2投票とうひょうでは、10作品さくひんすべてをんだ書店員しょてんいん全作品ぜんさくひんについてコメントをんだうえで順位じゅんいをつけて投票とうひょうし、もっとたか評価ひょうか作品さくひん大賞たいしょうとなります。

受賞じゅしょう作品さくひん商業的しょうぎょうてきにもおおきな影響力えいきょうりょく

本屋ほんや大賞たいしょう商業的しょうぎょうてきにもおおきな影響力えいきょうりょくしょうとして注目ちゅうもくされています。

だいかい大賞たいしょう受賞じゅしょうしたのは芥川賞あくたがわしょう作家さっかでもある小川おがわ洋子ようこさんの「博士はかせあいした数式すうしき」で、単行本たんこうぼん文庫本ぶんこぼんわせて260まんのベストセラーになりました。

大賞たいしょうえらばれた14さくのうち、この作品さくひんふくむ10作品さくひんがこれまでに映像化えいぞうかされ、出版物しゅっぱんぶつげが年々減少ねんねんげんしょうする出版しゅっぱん業界ぎょうかいにとって、あらたな読者どくしゃやす絶好ぜっこう機会きかいとなっています。