2065ねん人口じんこう推計すいけい 8800万人まんにんまで減少げんしょう

2017年04月10日 18時48分

※1 8

少子しょうし高齢化こうれいかすすなか日本にっぽん人口じんこうは48年後ねんごの2065ねんには、およそ8800万人まんにんにまで減少げんしょうする一方いっぽう高齢者こうれいしゃ割合わりあいは4わりちかくに上昇じょうしょうするという推計すいけいくに研究所けんきゅうじょがまとめました。5年前ねんまえ推計すいけいくらべると、人口じんこうは30だいから40だい女性じょせい出生率しゅっせいりつ上昇じょうしょうしたことから減少げんしょうゆるやかになるとて、およそ670万人まんにん上方かみがた修正しゅうせいしたということです。

国立こくりつ社会保障しゃかいほしょう人口じんこう問題もんだい研究所けんきゅうじょは、おととしの国勢調査こくせいちょうさ結果けっかもとに、日本にっぽん人口じんこうについて最新さいしん推計すいけいをまとめ、厚生労働省こうせいろうどうしょう審議会しんぎかい報告ほうこくしました。

それによりますと、日本にっぽん人口じんこうは、おととし、1おく2709万人まんにんでしたが、少子化しょうしかつづいて2053ねんに1億人おくにんみ、2065ねんには8808万人まんにんになると予測よそくされています。

平均寿命へいきんじゅみょうは、男性だんせいが、おととしの80.75さいから2065ねんには84.95さいに、女性じょせいは、86.98さいから91.35さいびる見込みこみです。

これにともない、65歳以上さいいじょう高齢者こうれいしゃ割合わりあいしめす「高齢化こうれいかりつ」は、おととしの26.6%から、2065ねんには38.4%にまで上昇じょうしょうするとしています。

前回ぜんかい、5年前ねんまえ推計すいけいでは、2065ねん人口じんこうを8135万人まんにん予測よそくしていましたが、30だいから40だい女性じょせい出生率しゅっせいりつ上昇じょうしょうしたことで、人口じんこう減少げんしょうゆるやかになるとて、およそ670万人まんにん上方かみがた修正しゅうせいしたということです。

厚生労働省こうせいろうどうしょう今回こんかい推計すいけいもとに、年金ねんきん財政ざいせい検証けんしょう少子化しょうしか対策たいさく検討けんとうなどをすすめることにしています。

官房長官かんぼうちょうかんそう活躍かつやくプランにもとづき全力ぜんりょく対応たいおう

かん官房長官かんぼうちょうかん午後ごご記者会見きしゃかいけんで、「50年後ねんご推計すいけい合計ごうけい特殊とくしゅ出生率しゅっせいりつ前回ぜんかい推計すいけい比較ひかくして、1.35から1.44に上昇じょうしょうしている。これは政権せいけん最重要さいじゅうよう課題かだいとしてすすめてきた子育こそだ支援しえんや、仕事しごと育児いくじ両立りょうりつ支援しえん充実じゅうじつ一定いってい効果こうかあたえているとかんがえる」とべました。

そのうえで、かん官房長官かんぼうちょうかんは「今後こんご、ニッポン一億そう活躍かつやくプランにかかげた施策しさく強力きょうりょく推進すいしんし、実績値じっせきちがさらに改善かいぜんすれば、合計ごうけい特殊とくしゅ出生率しゅっせいりつ総人口そうじんこう推計値すいけいちもさらに上昇じょうしょうするとかんがえる。政府せいふとしてはつづき、プランにもとづいて全力ぜんりょくげて対応たいおうしていきたい」とべました。

また、かん官房長官かんぼうちょうかんは、記者団きしゃだん半世紀はんせいき人口じんこう億人おくにん程度ていど維持いじするという政府せいふ目標もくひょう達成たっせい可能かのうかどうか質問しつもんしたのにたいし、「もちろんだ。合計ごうけい特殊とくしゅ出生率しゅっせいりつが1.44になるとは、みなさんおもわなかったのではないか。一億そう活躍かつやく社会しゃかい実現じつげんのための政策せいさくをしっかりすすめていくことによって、さらに改善かいぜんしていく」とべました。

移民いみんれ「長期的ちょうきてき課題かだいとして検討けんとうを」

経団連けいだんれん榊原さかきばら会長かいちょうは10にち会見かいけんで、「直近ちょっきん課題かだい労働力ろうどうりょく極端きょくたん不足ふそくで、今後こんごさらに顕在化けんざいかするのはあきらかだ。生産性せいさんせい向上こうじょう女性じょせい就業しゅうぎょう促進そくしんくわえ、海外かいがい労働力ろうどうりょく活用かつようすることがもとめられる」とべました。

そのうえで、労働力ろうどうりょく確保かくほのために移民いみんれることについて、「いま年間ねんかん100万人まんにんちかひと海外かいがいからはたらきにているが、それでは圧倒的あっとうてき労働力ろうどうりょく不足ぶそくおぎなうことができていない。いろんな議論ぎろんがあるとおもうが、長期的ちょうきてき課題かだいとして検討けんとうしなければならない」とべました。

専門家せんもんか対応たいおうせまられる状況じょうきょうわらず」

厚生労働省こうせいろうどうしょう審議会しんぎかい部会長ぶかいちょうつと人口じんこう統計とうけいなどにくわしい、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく経済けいざい学部がくぶ津谷つや典子のりこ教授きょうじゅは「一部いちぶ年代ねんだい出生率しゅっせいりつ若干じゃっかん回復かいふくしてきたことをかんがえれば、上方かみがた修正しゅうせい予想よそうできた結果けっかだとえる。ただ、人口じんこう減少げんしょう少子しょうし高齢化こうれいかすす具合ぐあいゆるやかにはなるものの、今後こんご相当そうとうはやいペースですすんでいくとられ、くにとしても対応たいおうせまられる状況じょうきょうわりはない」と指摘してきしています。