かんばつにつよあらたなイネの品種ひんしゅ 開発かいはつ成功せいこう

2017年04月04日 17時20分

干ばつに強い新たなイネの品種 開発に成功
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乾燥かんそうした状態じょうたいえるちからたかめる遺伝子いでんしくわえることで、かんばつにつよいイネの品種ひんしゅ開発かいはつすることに、国際こくさい農林のうりん水産業すいさんぎょう研究けんきゅうセンターなどのグループが成功せいこうし、グループでは今後こんご安全性あんぜんせい確認かくにんすすめるなどして、アフリカや南米なんべいなどかんばつになや地域ちいきへの導入どうにゅうにつなげたいとしています。

茨城県いばらきけんつくばにある国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん国際こくさい農林のうりん水産業すいさんぎょう研究けんきゅうセンターや理化学研究所りかがくけんきゅうじょなどのグループは、植物しょくぶつなかでも遺伝子いでんし研究けんきゅうすすんでいる「シロイヌナズナ」から乾燥かんそうした状態じょうたいえるちからたかめる遺伝子いでんしし、南米なんべい普及ふきゅうしているイネにくわえてあらたな品種ひんしゅ開発かいはつしました。

グループでは、このイネを近年きんねん雨不足あめぶそくなやまされることがおお南米なんべい・コロンビアの実験用じっけんよう農場のうじょうえ、成長せいちょう収穫量しゅうかくりょうにどのようなちがいがるかを3年間ねんかんかけて調しらべました。
その結果けっか、1かげつ以上いじょうあめらない状態じょうたいつづいた2013ねんから翌年よくねんにかけての乾期かんきには、あたらしい品種ひんしゅはもとの品種ひんしゅくらべて、単位たんい面積めんせきたりの収穫量しゅうかくりょう最大さいだいで2.5ばいおおくなり、かんばつにつよいことが確認かくにんできたということです。

グループでは今後こんご、さらに栽培さいばい実験じっけんかさね、食品しょくひんとしての安全性あんぜんせい生態系せいたいけいへの影響えいきょう問題もんだいがないか確認かくにんすすめるなどして、アフリカやアジア、南米なんべいなどかんばつになや地域ちいきへの導入どうにゅうにつなげたいとしています。

国際こくさい農林のうりん水産業すいさんぎょう研究けんきゅうセンターの中島なかじま一雄かずおプログラムディレクターは「世界せかい各地かくち気候きこう変動へんどう原因げんいんられるかんばつが深刻化しんこくかし、人口じんこう増加ぞうかもあって食糧しょくりょう安定的あんていてき生産せいさんおおきな課題かだいになっている。今回こんかいのイネの安全性あんぜんせい十分じゅうぶん確認かくにんしたうえで、普及ふきゅうにつなげられるようんでいきたい」とはなしています。